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行っとけ! Ubuntu道場! 第49回

~師範、Ubuntu 11.10について教えてください!~

2011年10月13日 12時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team) イラスト●瀬尾浩史

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Ubuntu Oneその他は?

編集S:今回はUbuntu Oneはどうなったので。

小林:コントロールパネルや、クライアントソフトウェアが書きなおされました。主に見た目が。

ミズノ:Windows版クライアントが正式リリースされたよ!

やまね:別OS用のユーティリティ重要、と。

あわしろいくや:Android用も、iOS用も前からありますな。

編集S:便利に使わせていただいてます。

hito:これもコントロールパネルのデザインが大幅に変わって、かなり綺麗になりました。

編集S:同期対象を簡単に設定できるようになったのは大きい。全部同期すると死にそうになるんで。

ミズノ:有償プラン、どんだけ買ったんですか……。

編集S:ほんの50GBほど……。

あわしろいくや:同期するだけで死ねますな。そういうケースでは同期するディレクトリを簡単に制限できるのが重要、と。

ミズノ:機能面では新しいものはないんですが、ユーザーインターフェースの改善は効きますね。

あわしろいくや:Unityがホントに改善かは議論の余地がけっこうありそうですけどな。

編集S:あとは設定画面が結構変わってるけど……。

あわしろいくや:画面右上の「電源ボタンと歯車が融合したようなアイコン」から、シャットダウンのような操作とセットで呼び出すようになりました。

さかもっちー:設定画面を呼び出すと、そこからWacomタブレットの設定もできるようになりましたー。

hito:これまでは「設定ファイル自分で書いてください」みたいなハードコア路線が残ってましたからねぇ……。

ミズノ:「規定のアプリケーション」なんかも、「システム設定」→「システム情報」からたどれるようになったので、設定画面にさえ辿りつければ簡単に変えられるようになりましたね。

小林:FirefoxのかわりにChromiumにしたりできますね。

編集S:あれ。Compizの設定は?

あわしろいくや:UnityのDashから普通に探してください。

編集S:う、ちょっと一貫性がないお……。

hito:まだ統合途中だから、と言い切っていいのかどうか。どうなるんでしょうねぇ。

ミズノ:「最初からある設定は右上から、自分で追加したやつはDashから」ぐらいで。

あわしろいくや:Unityそのものの動作を設定したい場合、Compizの設定と同じくcompizconfig-settings-managerをインストールしてそこから設定できますな。UnityはCompizのプラグインになってるので。

小林:設定関連は「カスタマイズ」に分類されているので、それも覚えておくといいですね。右上の設定インターフェースに頼らなくても、大部分の設定はDashからでも呼び出せます。Lensのおかげで、Dashからアプリケーションを探すのが簡単になったおかげですね。

やまね:あと見た目関連では、Ubuntu Fontがなんか増えた?

hito:ラテン文字以外にサポートする範囲がちょっと足されたのと、「Condensed」っていう幅が狭いやつと、等幅の「Mono」がファミリに加わりました。

ミズノ:端末でもUbuntu Fontが使える、と。

hito:個人的には、びみょーに小さい気がするんですけどね。日本語フォントと並べた場合、ちょっと小さすぎてバランスが崩れたりするかもしれません。特にMono。

やまね:まあ、そのあたりは個人の嗜好にもよるからなぁ……。

あわしろいくや:あと忘れないでほしいのが、Deja Dupが簡単に使えるようになったことですな。

編集S:設定画面開いたら「バックアップ」とかって出てきてびっくりした。

あわしろいくや:バックアップ先にUbuntu Oneも選べますし、とっても便利ですな。

ミズノ:ストレージゴッド様でなくてもバックアップが簡単に、と。


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