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ウェブのインターフェースを改めて考えるOpera

WebGLやウェブカム対応の最新ブラウザーOpera 12公開

2011年10月12日 17時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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圧縮で高速化するモバイル向けブラウザー

 モバイル向けでは、「Opera Mobile 11.5」と「Opera Mini」の2種類の製品がある。Opera MobileはAndroid端末などに向けたフル機能のウェブブラウザー。Opera MiniはPC用に作られたサイトを、サーバー側で再構成して携帯電話機などに配信し直す技術。いずれも、外出先で高速にウェブサイトを表示するために、ページの圧縮機能が用意されている。

Opera Mobile、Opera Miniの圧縮効果

Opera Mobile、Opera Miniの圧縮効果は非常に高く、トラフィックやパケット料金を抑えられる

 デモではレイアウトや見た目を損なわず、Opera Mobileに搭載されているページ圧縮機能「Opera Turbo」で61%のデータ圧縮を実現。Opera Miniでは82%とさらに高い効率になる点が示された。Opera MobileではGoogleの静止画フォーマット「WebP」を利用して画像圧縮するが、Opera Miniでは「OBML」(Opera Binary Markup Language)という手法を使ってPDFのようにページ全体を圧縮するための手法を用いている。

Opera Miniのトラフィック情報を視覚的に示したもの

Opera Miniのトラフィック情報を視覚的に示したもの。アフリカなどが多いが、ヨーロッパでも多く使われている

 Opera Miniは新興国での利用率が高いが、ヨーロッパのような先進国でも外出先で高速にウェブサイトを見たいというニーズがあり、積極的に用いられているという。

 これらの機能を持つOperaブラウザー。HTML 5+CSS3などの標準化とこれらの製品がどう関わっていくかについては、次回以降見ていく。


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