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ウェブのインターフェースを改めて考えるOpera

WebGLやウェブカム対応の最新ブラウザーOpera 12公開

2011年10月12日 17時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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ラグナロクに正式対応、WebGLやウェブカム対応も

 

 さてここで、先週プレアルファ版が登場したOpera 12の新機能について紹介しよう。ヨーロッパ時間の木曜日(13日)には、アルファ版として一般にも公開される。コードネームの“ワフー”(Wahoo)は魚の名称。過去には鳥の名前を使っていたOperaだが、最近では「サンドフィッシュ」や「バラクーダ」といった、泳ぎの速い魚の名前をコードネームに利用している。

WebGLの利用例
WebGLの利用例。ロボットがブラウザー内を自由に動きまわる

 まず大きなところでは、WebGLとハードウェアアクセラレーションの機能が追加された点が挙げられる。WebGLは、Open GLなどのグラフィックスAPIを活用して、ウェブブラウザー上で3D画像を快適に表示できる技術だ。この春に登場した「Firefox 4」や「Google Chrome」の最新版に続き、Opera 12でも対応が進められている。テレビやAndroidスマートフォン、WindowsのDirectXにも順次対応していくという。性能的にも先行するChromeなどより高速な結果が出ているとのことだ。

HTML5で書かれたAngry Birds WebGLのデモ
HTML5で書かれたゲームタイトル「Angry Birds」WebGLのデモ。高精細なF1カーを60FPSのスムーズな動きで動かすことができる

 今年2月に発表され、バグフィックスを進めてきた新しいHTML 5パーサー「ラグナロク」も正式に導入される。これまでOperaはHTMLパーサーを開発当初から15年に渡って継続して使ってきたが、長年のパッチなどにより複雑化してきた面があった。ラグナロクは北欧神話における「終末の日」を指す、やや物騒な意味合いの単語だが、パージングの問題に関するファイナルアンサーという思いをこめて採用されている。ECMAScript5にも対応し、エンジン部分が刷新される予定だ。

 またラボ開発の案件として、JavaScriptなどを活用してウェブブラウザーから簡単にウェブカムの機能を呼び出すデモも実施された。面白かったのが「A Book of Troll」と呼ばれるデモ。トロルはご存じのとおり、北欧の妖精。絵本のようにページをめくっていくと「トロルは現実にもいる」「あるものは見た目もいいが、そうでないものもいる」といった感じで話が進み、最後のページに到達すると……、現実はこんな顔をしているという感じで、何と画面にデカデカと「ウェブカムに映った自分の顔」が表示されてしまうというジョークアプリだ。

 ウェブカム機能は、SNSのプロフィール画像の撮影やバーコードの読み取りなど、活躍の場は多そうだが、こうしたウィットに富んだデモを出すあたりは、いかにもOperaらしい。

Opera 12のアドレスバー Opera 11.5のアドレスバー
Opera 12のアドレスバーOpera 11.5のアドレスバー

 UIに関しては昨今のトレンドに添う形で、ナビゲーション部分を小さく、ページ部分を広く取ったレイアウトを追求している。パワフル・シンプル・ビューティフルが狙いだそうで、ボタン類を極力省き、アドレスバーでインクリメンタルに表示される履歴・ブックマークの情報もより見やすく整理された。

 またOperaの特徴のひとつである「Speed Dial」(よく使うページをホーム画面にまとめすぐに呼び出せる機能)ではスキンの追加も可能で、見た目の楽しさにもこだわれる。

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