9月末にau/ソフトバンクからそれぞれAndroid端末を中心とした冬モデル発表会が開催され、さらに10月4日(米国時間)にはウワサの新型iPhoneが「iPhone 4S」としてリリースされた。NTTドコモについても、10月18日の発表会が予告されている。
大量に新製品が登場して、頭がこんがらがりそうだが、それは普段からスマホ情報をチェックし続けているASCII.jp編集部員も同様。そこで本記事では新製品を総括しつつ、結局どんなスマホが欲しいのか、スマホ班の2人に加え、本サイトを仕切るミワが勝手な望みを書き連ねることにした。
スマホ班メンバーその1 オカモト
「今年後半の注目はAndroid次期バージョン」
iPhone 4Sが発表されてしまった今、今年の残りの話題と言えば、「Ice Cream Sandwitch」ことAndroidの次期バージョン以外にないでしょう。Samsungがティザー動画で10月11日の発表を予告していたものの、それは延期になったという報道もありました。でも、いずれにせよ次期バーションの発表は時間の問題。Samsungと言えば、やはりドコモとの関係が深いので、(18日の発表会に含まれるかはともかく)早々の日本上陸に期待したいところです。
一方、気になるのは国内メーカー。Android 2.3自体が発表されのたが2010年の12月で、実際にAndroid 2.3搭載が当たり前になったのは夏モデルから。国内メーカーがAndroid新バージョンを搭載した端末をリリースするまでは少しタイムラグがあるのでしょうか……。OSが新しくなるのは期待大ですが、再びOSのバージョンばかり注目される状態に戻るのは残念な気もします。
いずれにせよ、個人的には最新プラットフォームが搭載されるグローバル端末を主に注目することになりそうです。おサイフケータイは絶対必要だったりするのですが、実は2台持ち派でもあるので、スマホ側はFeliCa搭載はそれほど必須ではないのです。
画面のサイズや解像度より
WiMAXかXiがハイエンドスマホの必要条件
続いてはハードウェア。スマホにおいて画面サイズはデカければデカいほどメリットがあるのは、広く伝わってきたかなとおもいます。冬モデルも4型クラスの製品が製品が中心でうれしいかぎり。ただ、自分の事情を言うと、普段はジーンズの前ポケットに端末を入れているので、サイズ的には4.5型前後が限界かもしれません。
画面解像度はすごくは重視していません。高解像度のディスプレーが抜群に効果を発揮するのはウェブブラウザーでPC向けサイトを見るときでしょうが、同時に処理も重くなる可能性もあります。720×1280ドットの解像度を持つ、auの「ARROWS Z ISW11F」も発表会でのデモ機は製品レベルにはまだ若干遠く、現時点では何とも言えません。製品版でどのくらいの感触なのか確認してからでも遅くないかなと。
それより重要なのは通信速度! WiMAXスマホはとにかく快適だし、Xi対応タブレットもXiエリアではやっぱり速い。今後“ハイエンド”をうたうスマホであれば、どちらかへの対応は必須かと。ソフトバンクの「ULTRA SPEED」(下り最大21Mbps)は正直テストしてみないと何とも言えないので、いずれASCII.jpでも記事にしたいと考えています。
18日に登場されるのではないかと思われるXi対応スマホで気になるのは、現在は発表されていない音声端末向けのXiの料金。もし1ヵ月で7GBという上限をデータ通信契約と同様に用意するのであれば、テザリング機能はサポートしてくれなきゃでしょ。
そうそう忘れてました。iPhone 4Sのこと。何だかんだ言いつつ、きっと買うと思うのですが(予約してないので発売日には買えないかも……)、前述のようにWiMAX/LTEといった高速通信をサポートしていないのは少々物足りない気も。KDDIも2012年12月にLTEサービスをスタートする予定なのだから、その頃までには高速通信対応の新iPhoneをバッチリ頼みます(もちろんWiMAXでもOKですが)。