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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第17回

留守電・電卓・アラーム スマホの超基本機能を比べた

2011年10月12日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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電卓は細かく見ると全部に違いがある

 つづいて電卓だが、表示も機能もまったく同じという機種が実は1機種もない。ベースはAndroid標準のもののようだが、表示させてみると、「Clear」の位置が違うなんてことがあった。各機種小さな工夫があるのだ。

  Xperia acro MEDIAS WP GALAXY S II REGZA Phone IS11T AQUOS PHONE IS11SH Sweety 003P
入力数字のサイズ変更 × × × × ×
関数表示
メモリー用ボタン × × × × ×
入力エリアの横スクロール × ×
計算履歴の表示 ×

 使ってみた印象ではXperia acro/REGZA Phone IS11T/Sweetyが“ほぼ”同じ。最初に表示されている四則演算(足し算/引き算/掛け算/割り算)のための電卓で、横に表示させることもできる。横表示はほとんど同じで、縦画面では前述のClearの位置が違うだけ。数字のボタンは大きめで、これは他の機種も基本は同様。

Xperia acroの電卓機能はごく標準的なもの。数字は9桁までの表示だが、スクロールによってもっと入力が可能だ。関数機能も用意されている

 表示できる桁数は非常に長い。入力部分が横にスクロールするからだ。長い数字の修正も可能で、数と数の間をタッチすれば、そこからの入力し直し、削除が可能だ。Clearボタンの長押しで全消去だ。

 計算の履歴も残り、入力部分を縦にスクロールすると、これまでの計算が表示される。また便利な機能としては計算結果を長押しするとコピーができるので、その数字をメモやメールに貼り付けられる。メニューを開くと関数機能と履歴消去機能が使える。関数計算では「sin」「cos」「tan」といった三角関数、指数関数などが使える。

 この3機種と近いのがMEDIAS WPだ。電卓のキーボードのデザインは背面を白くするなど若干違う。また入力部分の縦のスクロールは上下ボタンでおこない、スクロール操作は横のみとなっている。他の機能は同じだ。

 GALAXY S IIは縦画面を見ると似ているように感じるが、数字を「+」「-」に切り替えるためのボタンがある。また電卓のキーボード部分を全部隠して、それまでの数字の入力履歴を表示することも可能だ。横に表示すると、最初から関数電卓になっており、そのためメニューを開くと他の機種の「関数表示」の部分が「テキストサイズの変更」に変わっている。これは入力する数字の大きさを変更するもの。また入力欄は縦横にスクロールしないため、入力できる桁数には限界がある。

MEDIAS WP(左)、GALAXY S II(右)の電卓機能。見た目は若干違うが、基本的な機能に大きな変化はない

 AQUOS PHONE IS11SHはメモリー用キーがある。「4×5+2×6」のような式を計算したいときなどに使う。メモリー用キーとしては「M+」「M-」「RM」「CM」、さらに「ルート」「%」などのボタンもある。横に表示したときも同じで、メニューを開いても関数表示はなし。入力欄の縦横スクロールも不可だ。

IS11SHはメモリー用キーなどキーの数が多い

 このように電卓でも違いがあるのがわかる。簡単な計算だけならこれらの機能でもよいが、頻繁に使う人には物足りない面もあるかもしれない。Androidマーケットにはそんなヘビーな「電卓ユーザー」のためのアプリがある。

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