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ASCIIも出展&全力取材! CEATEC JAPAN 2011レポート 第18回

ヤフー、タブレットとTVを連動させる「Yahoo!テレビアシスト」

2011年10月08日 20時00分更新

文● 大河原克行

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 CEATEC JAPAN 2011において、ヤフーが「Yahoo! JAPAN Day」を開催。「スマート化するTVに向けた次世代サービスについて」と題するセッションで、ヤフーが今後予定しているTVとの連動サービス「Yahoo!テレビアシストサービス」(仮)を明らかにした。

 ヤフー R&D統括本部フロントエンド開発1本部開発7部開発6の菅泉尚史リーダーは、TV購入者の4分の3の人がTVでのインターネット利用意向を持っていること、TV購入時にネット機能を重視する人が今年になってから増えていることを指摘。

ヤフー R&D統括本部フロントエンド開発1本部開発7部開発6 菅泉尚史リーダー

 「TVをネットに接続している人はまだ2割程度と低いが、2015年にはネット対応TVは各家庭に2台程度普及し、3000万台程度に達するだろう。TVは、携帯電話(スマートフォン)、PCに続いて、3番目にインターネットにつながる機器になる。振り返れば、2006年頃からTVのネット化がスタートし、今は第2の波が訪れ、使えるネットTVとしてスマートTVが登場した。今年のInternational CES 2011でも、主要各社がスマートTVを展示して盛り上がっていたのは記憶に新しい。そして、今後3〜5年後には家電に向けたネットサービスが、メジャーなサービスとなり、第3の波が訪れるだろう」などとした。

 さらに、日本においても、今年春からスマートTV化した製品が登場し始めた現状を紹介。「情報爆発時代が訪れ、家電向けサービスがネット化、オープン化していくことによって、さらに価値が生まれる。顧客の行動や嗜好をリアルタイムで把握するといった動きが進展すること、スマートTV化が進展することで、サービスを提供する側にも大きなビジネスチャンスができあがる。インターネットの世界がこれまで進化したように、メーカー固有のサービスではなく、オープンな環境が求められることになるだろう。これにより、接続する機器がさらに増えることになり、サービスの内容も広がることになる」などとした。

今年春からスマートTV化した製品が登場し始めた現状を紹介

AQUOSとGALAPAGOS、
東芝のREGZA/REGZAレコーダーとREGZA Tabletでデモ

 Yahoo!テレビアシストサービスについては、ヤフー R&D統括本部フロントエンド開発1本部開発7部開発6の高橋正興氏がデモストレーション。シャープのAQUOSとGALAPAGOS、東芝のREGZA、REGZAレコーダーとREGZA Tabletを連動させた形で機能を紹介した。

シャープのAQUOSとGALAPAGOS

東芝のREGZAとREGZA Tablet

 ここでは、TV番組に表示している関連情報を手元のタブレット端末に表示。例えば、「タコ」に関する情報番組を視聴していた場合、手元のタブレット端末にはショッピングサイトにおけるタコの価格情報や、登場しているアナウンサーの略歴情報などが検索できるように表示。映し出されている場所の位置や経路情報も表示できる。

TV番組の内容に連携する形で、関連情報を手元のタブレット端末に表示させられる。タブレット側からTVやレコーダーの操作も可能

 タブレット端末からチャンネル変更操作が行なえ、それあわせて手元のタブレット端末に表示される関連情報も変わるほか、タブレット端末側からネットの情報を見て、興味を持った番組にチャンネルを切り替えることもできる。さらに、録画情報に関しても、再生時に関連情報をインターネットから呼び出せるという。

 「TVとタブレット端末の情報を連動させて、さらにインターネットの情報を関連させることで、よりより視聴環境を提供できる」とした。

リビングに合った映像サービス、
メディア横断型の連携サービスにも取り組む

 ヤフー R&D統括本部フロントエンド開発1本部開発7部開発6の菅泉尚史リーダーは、「今後のプラットフォームの進化にあわせて、検索、ニュース、コマースといった当社が提供する生活に密着したサービスも進化させていく必要がある。また、リビングの使い方に沿った映像サービスの提供や、メディア横断型の連携サービスにも取り組む。これから10年後には家電は大きく変化するだろう。

 これまでのTV関連事業は放送を中心とした企業で構成されていたが、これからのTV関連産業は、参加するプレーヤーが増え、産業そのものが複雑化し、ヤフーにも新たなビジネスチャンスが生まれると考えている。TVをプラットフォームとした広告コマースなどの事業も生まれてくることになるだろう。ヤフーにとっても、変化をリードできるかどうかが問われている」と語った。

TV関連産業は、参加するプレーヤーが増え、産業そのものが複雑化し、ヤフーにも新たなビジネスチャンスが生まれるとした


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