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ポッカGTでレースフォトグラファー体験講座【前編】

鈴鹿サーキットのコースサイドで流し撮りをしまくる方法

2011年10月07日 23時13分更新

文● 林 佑樹

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フリー走行中にラインを覚えましょう!!

 頻繁にレースを見ている人にも言えるのだが、前日入りできるのであればコースラインの確認をオススメしたい。タイヤ2本ぶんほど毎回ライン違うじゃないですかーやだー! っていうことはないが、各ドライバーのラインがある程度わかっていれば、構図を作りやすいし、レンズの振りにも余裕がうまれる。

 と偉そうにいっても、久しぶりすぎるので、まずはホームストレートで素振り。いまどきの流し撮りは一脚を使うスタイルがポピュラーだが、どうも筆者は一脚での流し撮りが苦手。どんなにレンズが重かろうが、手持ち流しを基本にしている。幸い、利き目が左なので、両手とおでこ、左肩の4点ホールドができるため、あんまり苦労したことはない。

 さて、流し撮りだ。走行する車両に合わせて体を水平に動かし、撮りたいところでシャッターという撮り方。シャッター速度を遅くすれば、背景が流れてかっこよくなる。

 ポジ時代でも1/30秒なら成功率は8割を超えていたので、まだ大丈夫だろうと思ったら、まぁダメダメ。しかし、今はデジタル。撮影してすぐに結果を確認し、ダメだったら即デリート。フィルムの入れ替えもないし、ISOも変更し放題と、いい時代なので、しばらく体に動きを染みこませていた。

10ショット目くらいに成功気味の流し撮り。正直、明日の本番は大丈夫なんだろうかと不安になった

途中、雨が降り出しそうだったので屋根の下に移動。レンズはSAL70400G。SSM(超音波モーター)とインターナルフォーカシングは初体験だった。ススっとピンが合うからいい感じ。欲しい……

 個人的にオススメの撮影練習場所としては、逆バンク。改修後はスタンド上からも下からも撮りやすくなり、長玉があればだいぶ遊べるスポットになっていた。ヘアピンに行く人は減ったんじゃないだろうか……。

長玉がいっぱい。スタンド中腹部は観戦だけの人にとって邪魔でしかないので、スタンドの一番上か下が紳士カメラマンの選択だ

約250mmで流してみた写真。単純に走っている姿がかっこいいので、日の丸構図でいいと思うよ。最初は。逆バンクスタンドの最上段から撮影したもの

ホイールが回っていれば走ってる感じが演出できる。最初は1/250秒で挑戦してみよう

逆バンクのスタンド下段から撮影。真正面や斜め上からのアングルを狙いやすい。なお、以降もそうだがアンダー目の写真が多いのは、個人的な趣味である

 このあと、ダラダラと名物・牛串を頬ばりつつつつ、休憩しながら007SHをチェックして遊んでいたら、ピットウォークがスタートしていた。パドックパスを持っているので、スルッとピットウォークにも参加できる。レースフォトグラファー講座に参加したときは、この時間に車両やレースクィーンを見に行くといい。

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