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「iOS 5」はここが変わった! 最新機能を大紹介 第1回

「iOS 5」—インストールのポイントと「通知センター」

2011年10月14日 12時00分更新

文● 小山安博

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利用できる通知方法は
「通知なし」「バナー」「ダイアログ」の3種類

 通知センター以外では、通知方法が変更できるようになった点が大きい。

 従来は、通知があると、個別に1つずつ画面中央にポップアップ表示する形態を採用していた。このため、ほかの作業をしているときも強制的にポップアップが立ち上がり、普段の作業の邪魔になっていた。

 これに対して通知センターでは、新たに通知方法の選択が可能になった。用意されているのは、「通知なし」、「バナー」、「ダイアログ」の3種類で、ダイアログは従来通りの通知方法だ。新たに追加されたバナーでは、画面上部に表示され、ほかの作業を邪魔することがない。新着メールなど、頻繁に来たり、即時の対応が必要ない場合には、バナーを選択するといいだろう。一定時間で自動的に表示が消えるので、通知を確認したら放っておけばいい。

通知のスタイルを、それぞれ設定できるようになった

 さらに、通知したあと、アプリアイコンの右上に通知の数を表示するアイコンバッジを表示するか否か、ロック中の画面に表示するか否かといった選択も可能。アプリによってはさらにサウンドを鳴らすかどうかも設定できる。

アプリごとに通知方法を設定できる

 「設定」の「通知」から設定が可能で、アプリごとにそれぞれ個別に設定を変えられる。いちいち設定するのは面倒だが、基本的にはアプリごとの標準の設定でもそれほど問題はなさそう。インストールしているアプリで確認した限りは、通知方法にダイアログを使うのは、電話やリマインダー、カレンダーといった一部で、通常はバナーを使うようだ。

各アプリでスタイルを個別に設定できる

 ロック画面時のダイアログも進化しており、複数アプリの通知が順番に並ぶスタイルを採用して視認性が向上している。さらに表示したい通知の上で、ロック解除をするようにスワイプ操作をする(パスコードなどを設定している場合は、その解除操作も行なう)と、アプリが起動してすぐに内容を確認できるようになっており、素早いアクセスが可能だ。

ロック画面中の通知ダイアログ

ダイアログを指でスライドさせると、ロック解除と同じ仕組みになり、そのままアプリが起動する

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