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人力クラウドノート「KYBER SmartNote」は使えるか

2011年09月28日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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SmartNoteはiPhoneサイズ
書ける文字量はTwitterくらい

 ノートは117×59mmのiPhoneサイズ。罫線は1行あたり51×8mmで、細かくメモをしても15文字がせいぜい。1ページ全10行なので、1ページあたり書ける文字量は100~150文字。ちょうどTwitterに書いているくらいの量が使えることになる(Twitterは最大140文字)。

 続いては使い方だ。

 Web上でKYBERのIDを取得し、PC用のアプリをダウンロードする。続けてiPhoneアプリ「KYBER」(無料)をダウンロードし、アプリの「アクティベーション」を開く。カメラが起動するので、SmartNoteにあるQRコードを撮影する。すると、QRコードごとに「あと何回OCRが使える」というのがわかるようになる。SmartNote1冊あたりOCRが使えるのは29回まで。

SmartnoteはiPhoneサイズ。普通のメモ帳として使える大きさだ。上部にミシン目が入っていて、1枚ずつちぎれるようになっている

iPhoneアプリでQRコードを撮影し、アクティベーションをかける(KYBERのアカウントとQRコードを紐つける)

アクティベーションが終わったらメモをとる。1ページに書けるのは100~150文字くらい。Twitterってメモ帳と同じ感覚なのか!

 いざメモを手書きしてみる。最近はメモ帳も使わなくなったが、実際使うとしたら取材/会議/パーティ……といったところ。そうなると書くことは「予定」「相手の連絡先」「取材メモ」「アイデアの走り書き」なんかがほとんどだろう。というわけで書いてみる。本文用紙はツバメノートのフールス紙なので、どこか高級な手ざわりだ。

 文字が汚いが、メモは書けた。KYBERアプリを起動し、カメラ機能でメモを撮影する。少し斜めから撮っても自動で補正してくれる。

iPhoneアプリでSmartNoteを撮影。角度はアプリが自動で修正する。「アップロード」のボタンを押せばサーバーへの送信完了だ

 写真をアップロードして待つこと数分――アプリにOCR結果が送られてきた。

 時間は2分45秒、OCRの結果はやはりほぼ完璧! カッコなどの記号も読み取っている。なんだかわからないグラフの文字も起こしてくれた。ASCII.jpの「I」が汚すぎて1だかIだか判別できなかったようで「??」となっているが、それ以外は誤字なし。誤字があっても、Web上から訂正して保存できる。データはタグを付けて管理できるようになっている。

 何度か試してみたところ、時間は100文字で3分40秒、5文字なら1分40秒くらいだった(各3回の平均値)。誤字はあっても1~2個。基本スペックは満点だ。

PCアプリを開くと、OCRの結果が送られてきていた。出来はほぼ完璧。恐るべし人類

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