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ウィルコム新製品発表会 世界最小ケータイに電話機型PHS!

2011年09月21日 17時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 主要携帯キャリアに先駆けて、秋冬モデルの新製品発表会を開催したウィルコム。同社代表取締役社長の宮内 謙氏は7ヵ月連続で純増、月額980円で1回10分以内の国内通話が無料になる「だれとでも定額」が8月に100万台を突破するなど、現在の好調ぶりを公表。ようやく大々的な製品発表会を開催可能になった状況について、感慨深げに語った。

ウィルコム代表取締役社長の宮内 謙氏が、CMキャラクターの2人とともに

 今回の発表会のテーマは「TALK MORE LINK」(話そう もっと 繋がろう)で、ウィルコムが現在ターゲットを絞っている音声通話に特化した端末が大半となった。なお、発表会の最後にはAndroidスマートフォンとモバイルルーター機能入りPHS電話機の来春発売についても予告されている(関連記事)。

今回のテーマはより音声通話を使おうというものだが、来春にAndroidスマホのリリースの予告も

 では、今回発表された端末について、順番に見ていこう。

Bluetoothヘッドセットでスマホとリンクして使える
「SOCIUS WX01S」

 ウィルコムでは、以前からスマートフォンとの2台持ちでの使い方についてプロモーションを行なってきたが、セイコーインスツル(SSI)製のSOCIUS(ソキウス)は、まさにそんなユーザーに最適な端末だ。

 国内では初となるBluetoothヘッドセット機能を搭載しており、スマートフォンとBluetoothでリンクすることで、スマートフォン側にかかってきた電話を受話できるほか、SOCIUS側で発信する際にPHS/スマートフォンのいずれで発信するかも選択できる。

 本体サイズは約45×120×11.5mm/約77gとコンパクトで、ブラウザーこそ搭載しないが、Eメールは利用可能。発売は10月6日以降の予定。


カラバリはルビー、ブラック、ホワイト、ゴールド、ネイビーの5色

Bluetoothでスマホとリンクすれば、スマホの着信/発信をSOCIUSで可能になる。写真はSOCIUSからスマホを通じて発信している様子

これが本当にケータイか?
フリスクサイズの「ストラップフォン」

 清涼菓子の「フリスク」サイズで、テンキー付き携帯電話としては世界最小最軽量(約32×70×10.5mm/約33g)をうたうのが「ストラップフォン(WX03A)」。リリース内には「(スマホなどに)ストラップとして取り付けることもできる」とあるのだが、実際に何かに取り付けておかないと、ものぐさな人なら簡単に紛失してしまいそうだ。

 機能的には通話とライトメール(ウィルコム間の直通メール)のみだが、赤外線通信機能に対応し、少なくともこの端末で電話帳登録をする必要はない。実際に手に取ってみると、通話するために電話番号をテンキーで押すのは特に支障はない。ただデモ機を使った範囲では若干オモチャ的な質感だった(製品版では変更の可能性がある)。エイビット製で発売は12月の予定。


本当にフリスクサイズの携帯電話。電話番号を押すだけなら、このサイズでも特に困らない。問題は紛失の可能性か

このサイズでも赤外線通信機能が搭載されている。GALAXY S IIと比較すると、とても同じジャンルの製品とは思えない

固定電話に見えてPHS
名前もそのまんま「イエデンワ」

 外見は自宅に設置する固定電話用の電話機に見えて、中身はPHS。そして製品名は「イエデンワ(WX02A)」という、ちょっと不思議な製品だ。発表会ではCMキャラクターの蛭子能収さんが、「僕は小さな機械が苦手だけど、こんなのだと使える」と語っていたように、携帯電話の操作に慣れていないシニア層が対象の製品と思われる。

 また電源はACアダプターだが単3乾電池×4本でも動作可能。「もう1台無料キャンペーン」を利用し、契約者が実家の両親宅に設置するケースなども考えられる。エイビット製で発売は12月の予定。


これは携帯電話と呼ぶべきものなのだろうか……(乾電池で動作するので、少なくとも“携帯”しての利用は可能だ)

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