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気合の入ったミラーレス一眼登場

ニコンから新マウント&新撮像素子の「Nikon 1」登場

2011年09月21日 16時07分更新

文● ASCII.jp編集部

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「Nikon 1」の「V1」。ホワイトとブラックの2色展開

 ニコンから、ミラーレス一眼カメラ「Nikon 1」シリーズが発表された。ラインナップは、電子ビューファインダー搭載の「V1」(薄型レンズキットの予想実売価格は10万5000円前後)と非搭載の「J1」(標準ズームレンズキットの予想実売価格は7万円前後)で、共に10月20日発売となる。

「J1」は5色展開となる

「J1」は5色展開となる

 Nikon 1は、新しいレンズマウントシステム「Nikon 1マウント」を採用。撮像素子は「ニコンCXフォーマット」という、13.2×8.8mmのCMOSセンサー「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」を採用。有効1010万画素となる。

「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」は、フォーサーズ(マイクロフォーサーズ)よりも小さく、2/3型よりも大きい

「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」は、フォーサーズ(マイクロフォーサーズ)よりも小さく、2/3型よりも大きい

 新しいマウントの採用により、V1が幅113×奥行き43.5×高さ76mm、J1が幅106×奥行き29.8×高さ61mmという小型サイズを実現。本体のみの重量は、V1が約294g、J1が約234gとなる。

 スーパーハイスピードAF CMOSセンサーには位相差AFセンサーを搭載(撮像面位相差AF)し、高速なAFを実現すると共に73点という数のAFポイントを搭載。AF追従で世界最速の約10コマ/秒(f/5.6以上の絞り値で、シャッタースピードは1/60以上の高速秒時)の連写が可能だ。なお、レンズ交換式デジカメで撮像面位相差AFを採用するのは世界初とのことだ。

 画像処理エンジンには「EXPEED 3」を採用。感度設定はISO 100~3200までだが、増感でISO 6400相当まで設定できる。 フルHD(60i)の動画撮影も可能だ。

V1の背面。モードダイヤルがモニター右側にある

V1の背面。モードダイヤルがモニター右側にある

 共に背面には3型の液晶モニターを採用するが、その画素数はV1は92万画素、J1は46万画素と異なる。加えてV1は視野率100%、約144万画素の電子ビューファインダーを搭載する。

 新しい撮影機能としては、静止画撮影と同時に、その前後の僅かな時間のスローモーション動画(0.4倍速)を記録する「モーションスナップショット」や、シャッターを切った前後の画像を自動的に撮影し、ベストショットを自動的にチョイスして表示する「スマートフォトセレクター」 を搭載。

 自動的に撮影環境を検出して撮影する「おまかせシーンモード」や、画像仕上げ機能である「ピクチャーコントロール」、露出自動調整機能の「アクティブDライティング」といった従来機からの撮影機能も搭載する。RAW撮影も可能だ。

 新マウントということで、レンズも専用レンズを用意するほか、マウントアダプター「FT1」(2011年12月発売予定、希望小売価格2万3310円)を利用することで、ニコンFマウントレンズを装着することもできる。

薄型の広角単焦点レンズ「1 NIKKOR 10mm f/2.8」(10月20日発売、希望小売価格3万1500円)

約3.7倍の望遠ズームレンズ「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」(10月20日発売、希望小売価格3万1500円)

10倍ズームレンズ「1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM」(10月20日発売、希望小売価格9万9750円)

3倍標準ズームレンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」(12月発売、希望小売価格2万5200円)

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