Linux対応を強化、
コヒーレンス(Coherence)表示が可能に
Parallels Desktopシリーズは、WindowsやMac OS X以外にもLinux、OS/2、SolarisといったOSに対応しており、特にParallels Desktop 7ではLinuxのサポートが強化されている。「Parallels Desktop 5」以降では、Linuxベースの「Google Chrome OS」(正確にはオープンソース版の「Chromium OS」)の仮想マシン用ファイルをダウンロードする機能が搭載されているが、Parallels Desktop 7では新たに「Ubuntu 11.04」と「Fedora 15」の仮想マシン用ファイルをダウンロードして手軽に試せるようになった。
また、ゲストOSのデスクトップを非表示にしてアプリケーションのウィンドウだけをホストOS上に表示する「コヒーレンス」(Coherence)モードがLinuxゲストでも利用可能になった。
iOSアプリ「Parallels Mobile」で
仮想環境を遠隔操作できる
Parallels Desktop 7に合わせ、iOSアプリ「Parallels Mobile」も大きく改良された。Parallels Mobileは、Mac上のParallels Desktopで動作している仮想マシンにiPhone/iPod touch/iPadからネットワーク経由で接続して遠隔操作できるというものだ(iOS端末上でWindowsが動いているわけではない)。
Parallels Mobileの新バージョンではサウンド機能がサポートされ、ゲストOS上で再生した動画や音楽ファイルの音声を手元のiOS端末で聴けるようになったほか、ゲストOSとiOS端末間でテキストデータのコピー&ペーストも可能になった。また、従来はゲストOSの操作にしか対応していなかったが、新バージョンではParallels DesktopがインストールされているMac OS X自体の操作も可能となっている。
なお、Parallels Mobileは、Parallels Desktop 6との接続も可能だ。また、旧バージョンのParallels Mobileは無償で配布されていたが、新バージョンは450円の有償アプリとなっている。旧バージョンを導入していたユーザーは無償で最新版にアップデート可能だ。
Parallels Mobile | |||
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価格 | 450円 | 作者 | Parallels |
バージョン | 3.0.510 | ファイル容量 | 14.8MB |
カテゴリー | ユーティリティ | ユーザーの評価 | (2.5) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 4.0以降 |