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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第15回

スマートフォンで画像の加工はどこまで可能?

2011年09月21日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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豊富な編集機能をそれぞれ搭載
IS11TとIS11SH

 IS11TとIS11SHは標準機能として、画像の編集機能がある。中でもIS11Tは前述したように「メディアファイル」と呼ばれるアプリで編集が可能だ。より詳しく列挙すると主に以下の機能が用意されている。

・クロップ(切り取り)
・自動補正
・明るさ&コントラスト
・ハイライト&シャドウ
・カラーチャンネル(赤、緑、青の調整)
・彩度
・シャープネス
・ノイズ除去
・フレーム選択
・手描き関連(色や濃度の選択可能)
・テキスト追加(吹き出し、色の選択可能)
・スタンプ
・クリップアート(吹き出しやスタンプを選択しサイズ変更して追加)
・リサイズ

本格的な画像編集ソフトの機能から、デコレーション系の面白い機能までそろえている

 一方、IS11SHはさらに上をいく多機能ぶりだ。IS11SHでは標準の「ギャラリー」のほかに、「ピクチャー」という画像閲覧機能がある。こちらにはAndroid標準のものよりも多くの編集機能が用意されている。

 まずは2D写真の編集から。

・顔かくし
・プチエステ
・落書き(手描き)
・スタンプ
・日付スタンプ
・文字スタンプ
・ショットメモ(斜めから撮影した画像を正面風に補正)
・画像補正
・画像エフェクト
・回転
・リサイズ

顔を細身に加工するなどの機能を持つ「プチエステ」

スタンプなどをつけて、画像に一味加える

画像エフェクトにリサイズ機能も揃っている

 上では「画像補正」や「画像エフェクト」と記載したが、これらのメニューを選ぶとさらに機能が細分化されており、シャープネスや明るさ、色の調整など、IS11Tにある機能がほぼそろっている。落書きなどもペンの太さや色が当然変えられる。ただし画像サイズが大きいと使えない機能が結構あり、今回掲載している写真のほとんどは画像サイズは2Mで試している。

 また「顔かくし」はモザイクやサングラスをかけられる機能だが、人の顔を認識しないと使えないので、実際はカピパラなど動物では無理だ。ただしプチエステはカピパラにも適用され、体型を多少スリムにするなどの効果があったので、ペットを撮影しても面白い。

 さらには3D写真に対しても加工が可能だ。

・ペン(手描き)
・スタンプ
・飛出し調整(3Dの度合いを強弱つけられる)

3Dの飛出し度合いの変更も可能

 こちらはメニューが少ないが、やはり3Dの度合いをさらに強められるのがウリだろう。IS11SHの場合、2つレンズが装備されたツインカメラではなく、カメラを横にスライドさせて2回シャッターを切るタイプなので、きれいな3Dがイマイチ撮りにくい。しかしここで3Dを強調すれば多少わざとらしくても極端な3D写真が作成できるので、人に3D写真を見せて楽しむ用途なら有効だ。


国内メーカー製の画像編集機能は
かなり充実している!

 今回紹介している機種だけでなく、国内メーカー製の最新機種の多くは画像編集機能は結構高いという印象だ。一方の海外メーカー製スマホは多少編集機能がある機種もあるが、それほど力をいれていない。

 今回挙げたような機能は用途に合ったアプリを見つけてきて追加すれば、もちろん可能ではあるのだが、IS11SHやIS11Tほど充実して使い勝手のいいアプリをすぐに見つけるのも大変だし、スマホ初心者にはそのこと自体にやや壁があるのは確かだ。どちらを選ぶかはスマホに何を求めるかという部分になってくるだろう。ケータイからの機種変更を考えているユーザーであれば、まずは最初からカメラの機能も編集も充実した一台を購入すれば間違いはないだろう。


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