マイクロソフトが13日(現地時間)から開催する、Windows 8に関する開発者向けイベント「BUILD」。それに先立つ12日、報道関係者向けにWindows 8の要点を説明するプレイベントが開かれた。
なお、残念ながらプレイベントでは写真撮影が一切禁止されていたため、披露されたWindows 8の画面などを記事でご紹介することはできない。テキストのみによるレポートになることをご容赦いただきたい。
まずWindows 8の外観だが、2011年6月に公開されたビデオにあるものと、大きな違いはない。OSが起動してログインすると、「Start Screen」と呼ばれる画面が表示され、ここにアプリケーションなどのショートカットに相当する「タイル」が並ぶ。
Windowsデスクトップに相当するタイルもある。これをクリックすると従来のWindowsデスクトップが表示され、この中はWindows 7と同じような環境となる。ただし、そこにあるスタートボタンはStart Screenへともどるためのもので、Windows 7のようにメニューが出ることはない。そのためか、ボタンのデザインが少し変わった。
Windows 8では新規に「Metro Style」と呼ばれるアプリケーションタイプが追加されており、こちらのアプリケーションはStart Screenから全画面を占有する形で起動する。このMetro Styleアプリーション用に新しく「WinRT」と呼ばれるAPIセットが定義されており、アプリケーションはC/C++、C#/Visual BASIC、そしてHTML5+JavaScriptで開発が可能だという。
また、Windows Liveとの連携を前提にした「Mail」「Photo」「Calendar」「Documents」「People」というアプリケーションが提供され、Windows 8ではWindows LiveのSkydriveを簡単にアクセスできるようになっている。PhotoやDocumentsは、Skydriveの機能を利用したもので、自宅のマシンに外出先のノートパソコンやWindows Phone 7などからアクセスして、ファイルを利用するような機能も提供されるようだ。
Windows 8は指先を使うタッチでも、マウス/キーボードでも操作できる。マイクロソフトによれば、タブレット端末から今後登場するであろうWindows 8サーバーまで、Metro Style実行環境やタッチによるユーザーインターフェースを搭載することになるという。
もう少し詳細な情報は、13日午前9時から開始される基調講演で公開される予定だ。
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