まずは「Bamboo Paper」で書き心地を確認
Bamboo Stylusでの運用を前提に提供されているiPad用アプリ、「Bamboo Paper - スタイラス用ノート」で、まずは書き心地をチェックしていこう。Bamboo Paperは画面上下に操作ボタンが小さく集約され、ちょっと手書きでは小さすぎて困るのだが、Bamboo Stylusのペン先直径6mmでちょうどいい感じだ。ペンには、3種類の太さと、6色のカラーが用意されており、電話をしながらのメモや会議のメモに扱いやすい。また「しおり」機能やリドゥ（Redo）／アンドゥ（Undo）機能を備えており、しっかりとしたメモにも対応している。
さて、タブレット端末で手書きメモをしたことのある人なら分かると思うのだが、意外と細かい文字でのメモは難しく、ちょっと大きめの文字で何ページにも渡って走り書きということが多くなる。Bamboo Stylusの場合も同様で、やや大きめの文字でサクサク書いていくというスタイルが一番メモをとりやすかった。そういう前提なのか、画面下両端にあるページ送り・戻しボタンが、操作しやすい位置にあると感じた。
| iPad 2上で、「Bamboo Stylus」と「Bamboo Paper」の書き具合を録画してみた。遅延なく文字が描写されていくため、スムーズに書き進んでいける |
また、手書きでも十分機能的で、ボタンの小さなサイズに慣れる必要はあるが、手元にBamboo Stylusがないときでも、スピーディーにメモを書いていける。掲載した写真のように、（字がやや汚くなってしまうものの）読解可能なレベルでメモを残せる。
「Bamboo Paper」はラフ書きとメモツールとして愛用中。細かい文字は厳しいが、写真程度の大きさの文字ならスイスイと書けてしまう。贅沢を言えば、Bamboo Paperの横画面対応してもらいたい
注意点としては、Bamboo Stylusを持ったとき、「手などが画面に触れないようにする」という点がある。たとえば、画面に手を付けて書こうとすると、マルチタッチが優先されて、ピンチイン／アウトになってしまう。手を少し浮かせて書くという書き方に、まずは慣れるといいだろう。
 |
|||
Bamboo Paper - スタイラス用ノート  |
|||
|---|---|---|---|
| 価格 | 無料 | 作者 | ワコム |
| バージョン | 1.3 | ファイル容量 | 8.9MB |
| カテゴリー | 仕事効率化 | ユーザーの評価 |  （4.0） |
| 対応デバイス | iPadシリーズ | 対応OS | iOS 4.0以降 |
