性能は3倍増し!1台で1万台のモバイルデバイスをサポート
2TbpsのSupervisor Engine 2T投入!新Catalyst 6500登場
2011年09月06日 06時00分更新
9月5日、シスコシステムズは同社の主力製品となるシャーシ型スイッチ「Catalyst 6500」を刷新した。
Catalyst 6500は1999年発売以来、幅広いネットワークで使われており、導入システム数は70万台近く、導入ポート数は1億1000万ポートにおよぶという。最新インターフェイスなどもいち早く投入されており、昨年40Gbpsにも対応した。
今回発表された最新のCatalyst 6500では、2Tbpsの性能を持つ「Supervisor Engine 2T」を投入。バックプレーン容量は従来の720Gbpsから約3倍の2Tbpsに拡張され、接続可能なデバイスやユーザー数も一気に4倍となる1万デバイスに拡大した。
また、ソフトウェアであるCisco IOSにおいても200以上の新技術が導入された。
セキュリティ面では、MACレベルでデータを暗号化するMACsecのハードウェア対応、ネットワークを通してロールを保持するセキュリティグループタグ(SGT)、ロールに応じてルールを適用するセキュリティグループ アクセスコントロールリスト(SGACL) などの機能を強化した。また、MPLS over GREやVRF-Lite、MPLS、ハードウェアベースのネイティブVPLSなどのネットワーク仮想化を拡張した。モビリティ、セキュリティ、ネットワーク分析、ロードバランスなどを搭載するサービスモジュールにより、L4~7のデバイスを減らすことが可能になるという。
さらにデバイストラッキング、近隣探索プロトコルインスペクション、IPv6ポートあたりのアドレス数制限などIPv6のファーストホップセキュリティ、LAN/WANの境界線を簡素化する仮想プライベートLANサービス(VPLS)、ブリッジドメイン、IPv4、IPv6、マルチキャスト、MPLSトラフィックをきめ細かく監視するFlexible NetFlowおよびSampled NetFlow機能の追加、最大16倍にもなるマルチキャストルートの拡大などを図っている。
製品はすでに出荷済み。