社団法人日本通信販売協会は8月26日、2010年度（2010年4月―2011年3月）の通信販売市場の売上高を発表した。
2010年度の通販の売上高は、前年比8・4％増の4兆6700億円となり、市場伸長率は、過去10年間で2004年度～2006年度の10％前後の伸び率に次ぐ高い数値となった。
金額ベースでは前年に比べ約3600億円の増加。流通全般では、デフレなどの影響で消費低迷が指摘されているが、通販市場は過去10年でおよそ2倍の成長をみせている。
協会会員社の売上高の合計は、4・4％増の3兆800億円。会員の売上高の特徴としては、テレビ通販企業（集計31社で伸び率12．9％）とBtoB 通販企業（集計11社で伸び率7．2％）が好調で全体をけん引した。
