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“使えるスマホ”を叶えるアイテム研究所 第3回

スマホの子機に便利! 1台3役の「iBOW mobile」を試す

2011年08月29日 12時00分更新

文● 行正和義

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しっかり入力できるキーボード

入力は両手の親指で行なうのが便利

入力は両手の親指で行なうのが便利。キートップが隣のキーと隣接していないため、打ち間違いは少ない

 特に気になるのはキーボードの使い勝手だが、このサイズでは当然ながら両手親指でポチポチと入力することになる。

 携帯用の2つ折キーボードなどの両手打ち可能な製品ほどの入力効率は望むべくもないが、BlackBerryのような縦型スマートフォン内蔵キーボードに比べると、横幅に余裕がある分、キーとキーの間に隙間が設けられているため、指が少々大きくても押し間違うことはない。

キーピッチは約7mm。キートップがLEDで光るのでけっこう視認性は高い。「Fn」キーとの組み合わせる記号が多いのはやや面倒(「―」や「、」もFnとの併用になる)

 もちろん、ソフトキーボードに比べると格段にストレスは少ない。また、ボタンはそれなりにクリック感があり、キートップの文字はLEDによって光るため、小さいながらもしっかりと入力できる。

 欲を言えば、キーボード部左右に若干の余裕があるのだから、単に格子状に並んだキー配置ではなく、1列ごとにずれていてほしかったし、ホームポジションのキーには識別できるポッチがあればより便利だっただろう。

 キー数は36キーで、アルファベット以外はほとんどがFnキーとの併用になっており、上下左右カーソルもW/A/S/Dキーに割り当てられている。とくにケータイの場合、予測入力の候補を選ぶのにカーソルを多用することを考えると、やや使いづらいかもしれない。

持ち歩くデバイスを減らす、というより
スマホの子機として便利な1台

胸ポケットに入れて持ち歩いても、ほとんど意識せずにいられる

胸ポケットに入れて持ち歩いても、ほとんど意識せずにいられる

 スマートフォンの周辺機器としてのキーボードやハンズフリーキットを1台で済ませられるというのは非常にメリットが大きい。

 もちろん、Bluetooth接続でキーボードとヘッドセット、といった異なるプロファイル機器を同時利用できるスマホも多いが、周辺機器が増えるのは持ち運びには不便である。本機はキーボードにヘッドセット、Bluetoothトランスミッターを兼ねているため、なにかと携帯するガジェットが多くなりがちなスマホユーザーにはありがたいはずだ。

 また、大抵のスマートフォンやケータイよりも小さくて軽いボディは、シャツの胸ポケットなどに入れていてもほとんど気にならない。スマホはボディの大きさゆえにポケットよりもカバンの中に入れがちだが、その子機(着信のみだが)として胸ポケットなどに入れておくと便利だろう。


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