このページの本文へ

これでアナタも“トリリオネア”? 今から買うなら3TB HDD! 第2回

3TB HDDはPCを選ぶ!? 確実に使える環境やテクを一挙紹介

2011年08月16日 17時00分更新

文● 宇野貴教

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

HGSTの3TB HDDはWindows XPでも使える!?

 日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)は32bit版Windows XPで2.2TB以上のHDDを認識させるだけでなく、GPT変換やパーティション分割、フォーマットなどが行なえるツール「Hitachi GPT Disk Manager」を配布している。このツールを導入すれば、32bit版Windows XPでも3TB HDDをデータドライブとして運用できることになる。

店頭で販売されているHGSTの3TBモデルの例。ボックス版には写真のようにユーティリティの存在をうたう文面もある

 実際にこのツールを使ってみると、インストール前はきちんと認識されなかった容量が、インストール後は3TBになり問題なく使えるようになった。3TB HDDを32bit版Windows XPで使いたい場合は、このツール目的でHGST製HDDをチョイスするのもよいだろう。ただし、HDDに直接アクセスするパーティション操作ツールなどを用いた場合は、予想外の動作をする場合も考えられるので、注意して利用したい。

起動すると左メニューからMBRからGPTへの変換、パーティション分割やフォーマットが行なえる

パーティショニングを選択するとパーティションの作成とフォーマットが可能

パーティション作成はウィザード形式で進む。複雑にパーティション分割したい場合は詳細モードにチェックを入れる

HDDが複数ある場合は、目的のHDD(ここでは下の2794GBのほう)をクリックして選択する

下のスライダを操作して作成するパーティションの容量を決定する

パーティションの作成が行なわれる。終了後は続けてフォーマット作業もする

通常状態のWindows XPで3TB HDDを接続すると、2TBまでが認識される……ではなく、2.2TBから先の部分(約700MB)しか認識されない。しかし、本ツールを利用することで全領域が利用できるようになった


USB接続のHDDケースで3TB HDDを使う

 購入してきた内蔵用HDDを、SATA→USB変換機能がある外付けHDDケースに入れて使っている人も多いだろう。USB接続のHDDケースで3TBを使うにはGPTに対応するWindows(つまりはWindows Vista/7)に加え、そのHDDケースに搭載されている変換チップが2.2TB以上のHDDに対応している必要がある。そのため、2.2TB以上のHDDが使えるかどうかはメーカーのアナウンスで確認するしかない。

 Centuryの裸族シリーズのように、一部モデルで3TB対応ファームウェアがリリースされている場合もあるので、まずはウェブサイトをチェックするのがよいだろう。なお、最近は3TB対応をうたうケースも増えており、これからケースを購入するのなら対応済みの製品を選ぶのが賢明だ。

CenturyではHDDケースの一部製品で新ファームウェアを配布しており、3TB HDDに正式に対応している

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン