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週刊 PC&周辺機器レビュー 第113回

グラスレスで楽しめる3Dノート dynabook Qosmio T851

2011年08月15日 12時00分更新

文● 池田圭一

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テンキー付き109キーのキーボード。キーピッチは19mm、キーストロークが2.5mm確保してあるため打鍵感は良好

 キーボードにはテンキー付きの使いやすいキーボードを採用。コネクター類の配置も考えられている。大画面AVノートとしてスタンダードな形態だ。地上/BS/110度CSデジタル放送の3波対応ダブルチューナーを搭載しており、光学ドライブはBDXLメディアへの書き込みに対応するBDドライブも搭載。HDDは750GBを内蔵する。高画質のフルHD対応テレビ兼BDレコーダーとして活躍しそうだ。赤外線リモコンとワイヤレスマウスも付属する。

BD 3DとBDXL対応の記録型BDドライブを搭載。本体右側面にはほかに、USB 2.0×2およびオーディオ系端子を装備

本体左側面。HDMIとアナログRGB出力、USB 3.0×1、USB 2.0×1などを装備。排気スロットは広めに確保してあるが、空冷ファン回転時の騒音は大きめだ

 CPUはCore i5-2410M(2.30GHz)を採用。メモリーは8GB(4GB×2)を標準搭載する。独立GPUとしてGeForce GT 540M(ビデオメモリー1GB)を搭載しており、そこそこハイスペックだ。ストレージが5400rpmのHDDということもあってか、Windows 7のエクスペリエンスインデックスは「5.9」(HDD)に留まるものの、その他のスコアは「6.7~7.4」と高い。総合ベンチマークソフト「PCMark 7」の総合スコアは「1857」。こちらもHDDの遅さが足を引っぱっているようだ。

Windowsエクスペリエンスインデックスの値。グラフィックスはGeForce GT 540Mのためスコアも良好。HDDの遅さが目立つ

PCMark 7 Professionalのスコア
PCMark Lightweight Productivity Creativity
1857 1621 1075 2320
Entertainment Computation System storage
2075 2639 1400

 HDDのカタログスペックは低いものの、実際に使ってみると快適だ。8GBのメモリーを使えるのは頼もしい。フルHD表示の美麗な液晶ディスプレーもあって、これらテレビパソコンのスペックだけを見ても、実売価格で22万円前後というのはお買い得である。

驚きのグラスレス3D体験

 それではいよいよ、Qosmio T851最大の特徴であるグラスレス3D表示を見ていこう。Qosmio T851では全画面で表示した映像を3D表示するだけでなく、通常のWindows画面の中に表示した映像ウインドウだけを3D表示にすることもできる。さらに、デジタル放送のテレビ映像や個人が撮影した映像など、既存の2D映像を3D変換して表示することも可能だ。

テレビ視聴アプリ「Qosmio AV Center」での3D設定、3Dテレビ放送の表示と、普通の2Dテレビ放送を3Dに変換して表示する「2D→3D表示」機能を持っている

こちらは「TOSHIBA Blu-ray Player」での3D表示設定。Qosmio AV Centerと同様に、3D表示の深度を4段階に調整できる

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