ファーウェイは3日、北京にてスマートフォン端末「Vision」の発表、および中国国内でのクラウドサービスの開始をアナウンスする発表会を開催した。
グリグリ回る3DUIがカッコイイ「Vision」
VisionはOSにAndroid 2.3を搭載する同社がハイエンドモデルと位置づける製品。3.7型WVGA液晶を搭載しており、CPUには1GHz動作のクアルコム製Snapdragon(MSM8255)を搭載。通信機能はW-CDMA(900/2100MHz)、GSM(850/900/1800/1900MHz)に対応するほか、IEEE802.11 b/g/nの無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを搭載する。720pの動画撮影が可能な500万画素カメラ(LEDフラッシュ付き)も備える。
特徴的なのはユーザーインターフェイスで、ホーム画面の切り替えの際に角柱が回転するように表示する3DUIを採用している。また中国版では「Angry Birds」「Asphalt 6: Adrenaline」「Order & Chaos Online」「Guerrilla Bob HD」などのゲームがプリインストールされるとのこと。
そのほか本体はユニボディデザインを採用しており、カラーバリエーションはローズゴールド、シルバー、ダークグレーの3色を用意。最薄部の厚さは9.9㎜、重さ121g。バッテリーは1400mAhの容量のものが付属する。9月から一部の地域で発売を開始するとしている。
3Dインターフェイスの様子
業界初という160GBのストレージサービスも開始
また中国国内で160GBの容量が利用できるストレージサービス「Cloud+」を開始するとのアナウンスも行なった。現在のところ携帯端末で提供されるディスクスペースとしては世界最大とのことで、ユーザーに無料で提供。すべてのファーウェイ製品との同期が可能としている。またこのサービスでは、端末を紛失した際にロックをかけることが可能なほか、データの消去、位置の特定など、従来のセキュリティソフトが担っていた機能もサポートする。
フィーゴがなぜここに!
同社は6日に北京で開催される「2011 Italian Supercoppa」(イタリアスーパーカップ)の独占スポンサー契約を締結していることから、サプライズゲストとして長友佑都選手が所属するインテルの選手と元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ元選手が登壇。ファーウェイからプレゼントの授与が行かわれた。