車のすぐ横にネコがいて、日差しをきれいに浴びていて、カメラを向けたら大あくびをして、「やったっ!」と思って口を開ききった瞬間を狙って撮ったのが下の写真である。
残念。あくびするとき、顔をちょっと横に向けたおかげで、一番撮りたかったところが日陰に入っちゃったのである。
まあしょうがないですな。かくして、“光と影”は写真を助けたり、意地悪したりするのである。
その真逆の例がこちら。特に照明を当てたわけでもないのに、アスファルトに座り込んでいる猫だけが明るい。地面をよく見ると、ちょうど猫がいるところにだけ木漏れ日が差してたのだ。
天然で自然で偶然のスポットライトである。だから猫がきれいに浮かび上がってくれる。お天道様ありがとう。
背景がたまたま暗いときも有難い。歩いていたら、日向を三毛系の猫がのしのしと偉そうな顔で歩いていたのでとっさにしゃがんで撮ったのである。
日差しが猫の後ろから当たっていて、その奥は建物や木の影が落ちていてほどよく暗いため、猫がきれいに浮かび上がったのだ。おかげで「のしのし感」が出た。
この連載の記事
-
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ -
第854回
デジカメ
カシオとオリンパスの約10年前のハイエンドコンデジをポケットに入れて猫撮影に出かけた - この連載の一覧へ