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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー 第15回

「花咲くいろは」の聖地を放送中だけど巡礼してきた!

2011年07月29日 18時00分更新

文● 中村信博

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 さて、さっそく湯涌温泉での登場地点を探ってみよう。さすがに作中で主な舞台となっている街だけに、その登場地点も非常に多い。一度登場した風景がアングルを変えて再登場するなんてのもザラだ。湯涌温泉はそれほど広い場所ではないから、必然的に登場地点も狭い範囲に固まるため、それらを回るのに他の作品ほど苦労することがないのはいいことかもしれないけど……、なんとなく物足りなくも感じてしまう。聖地マニアって因果なもんだね(笑)。

 なお、主人公たちが働く旅館「喜翆荘」のモデルとなったのは、旧「白雲楼ホテル」と言われている。名建築家フランク・ロイド・ライトが設計した玄関ホールを持つモダンな建物で、昭和天皇も行幸の折に立ち寄ったという豪華なホテルだったが、1999年に倒産。一時は建物の保存も考えられたが雪害による老朽化が著しく、残念ながら2006年に取り壊されてしまった。今は南側の山の上に敷地跡を残すのみだ。

第1クールのオープニングや第4話など、劇中で頻繁に登場する、湯涌温泉の中心にある交差点。特徴的な旅館の案内板が良いランドマークとなっている

この交差点周辺のストラクチャーは、劇中の様々な場面に登場する。どの方角を向いても必ず登場シーンを見つけることができるのだ。なお第4話(左)、第8話(右)に登場した

第1クールのエンディングカットに登場する木製ベンチは、近くの店先に置かれたもの

登場人物の一人「和倉結名」の実家「福屋」のモデルとなった旅館がこちら。旅館の名前以外は、まさにそのものだ。すべて第4話に登場するアングルだ

第4話、主人公「松前緒花」と「押水菜子」が回覧板を廻しに行くシーンで登場した東屋。東屋の前の路上から交差点方面を撮影したカットも、同じく第4話に登場している

交差点近くの橋。このカットも第4話で登場している。真ん中に緒花の姿を重ねれば、登場シーンそのものであることが判るはず

温泉街の通りを奥に向かって撮影したカットは、第1クールのオープニングで登場。劇中では起伏があるようになっていたが、実際には起伏はゆるやかだ

なんでもない風景のようだが、このカットも第8話で使われている。面白いのは右手の建物前に停められた軽ワンボックス車。なんと劇中と同じクルマが、まったく同じ位置に停められているのだ!

「白鷺の湯」と「夢二館」のあいだにある階段を登っていくと、小さなお稲荷さんが建っている。こちらも第4話をはじめ劇中で頻繁に登場

お稲荷さんに続く階段の上から。こちらは第8話で登場しているが、実際の写真と見比べてみてもかなりの再現度だ

そこから左にカメラを振ってみた山の上に、かつては旧「白雲楼ホテル」が建っていた

温泉街のいちばん奥にあるのが玉泉湖。周囲に遊歩道が整備された小さな湖で、温泉客の散策コースとなっている。こちらもエンディングで使われている

旧「白雲楼ホテル」跡地へと続く道路は、劇中でも「喜翆荘」への道として登場。夏草が生い茂っていて判りにくいが、ここから眼下を見下ろしたカットも第2話で登場している

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