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失敗しない2011年夏モデル選び 第2回

三賢者が選ぶ激アツSandy Bridge搭載モデル【デスクトップ編】

2011年07月21日 11時40分更新

文● 石井英男、後藤宏、花茂未来/イラスト● 安谷隆志

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ライター石井が選ぶオススメの1台
富士通「FMV ESPRIMO FH56/DD」



●URL:http://www.fmworld.net/fmv/fh/
●直販価格:19万4800円

20型液晶を搭載する富士通「ESPRIMO FH56/DD」

 ESPRIMO FH56/DDは、富士通の一体型デスクトップの中でも、メインストリームに位置する売れ筋製品である。ESPRIMO FHシリーズは、23型フルHD液晶を搭載したハイエンドモデルと、20型液晶を搭載したミドルレンジモデルに大別できるが、ESPRIMO FH56/DDは、後者のグループの製品で、奥行きが約170mmと小さく、省スペース性が高いことがウリだ。また、地上/BS/110度CSデジタル放送対応チューナーを2系統搭載し、2番組同時録画が可能なことも魅力である。ボディカラーは、シャイニーブラックとスノーホワイト、ワインレッドの3色が用意されている。

シャイニーブラック

スノーホワイト

ワインレッド

液晶一体型でもHDDは2TBと大容量!
10倍録画で最大約1789時間の録画が可能

 PCとしての基本性能も高く、CPUとしてモバイル向けのCore i5-2520M(2.5GHz)を搭載、メモリーは標準で4GB実装しているが、最大8GBまで増設可能だ。ストレージとしては、2TBの大容量HDDを搭載。独自LSI「DixelHDエンジン2」の搭載による長時間10倍録画を実現しており、最大約1789時間もの録画が可能だ。

本体背面。中央に大きなスタンドがあるのではなく、左右の脚と中央の脚で支える構造なので、設置場所が狭くてすみ、デザイン的にもすっきりしている

背面には、アンテナ入力やUSB 2.0×3のほか、LAN、ヘッドホン出力、マイク入力が用意されている

背面右上のカバーの下には、メモリースロットが用意されている

本体上部には、ECOボタンや画面オフボタン、音量調整ボタン、電源ボタンが用意されている

Blu-ray Discドライブは最新のBDXL対応

 さらに、100GBの3層メディアの読み書きが可能な最新のBDXL規格に対応したBlu-ray Discドライブを搭載していることも特筆できる。10倍録画(超長時間モード)なら、1枚の100GBメディアに約96時間分の録画番組を保存できるので、多くのテレビ番組を録画保存しておきたいという人にも最適だ。

本体右側面。BDXL対応Blu-ray DiscドライブとUSB 2.0が用意されている。このUSB 2.0ポートは、電源オフUSB充電機能に対応している

本体左側面。USB 3.0×2とSDメモリーカード/メモリースティック対応のダイレクト・メモリースロット、B-CASカードスロットが用意されている

 液晶の解像度は1600×900ドットで、LEDバックライトの採用により、高い輝度を実現。発色も鮮やかで、テレビ放送や市販のBlu-rayソフトなども美しい映像で鑑賞できる。また、サウンドにもこだわっており、音質に定評のあるオンキヨー製スピーカーを搭載。サラウンド機能の「DTS Surround Sensation Ultra PC」もサポートしており、臨場感あふれるサウンドを楽しめる。

電波式のワイヤレスキーボードとマウスが付属している。キーボードはテンキー付きで、薄くて場所をとらないのが嬉しい

赤外線方式のリモコンも付属する。AV機器を離れたところから家電感覚で操作できるので便利だ

 キーボードとマウスは電波式で、使わないときには本体の下にキーボードを収納できるので場所をとらない。1台で地上/BS/110度CSデジタル対応テレビとBDXL対応Blu-ray Discレコーダー、高性能PCの3役をこなす製品であり、コストパフォーマンスも優秀だ。特に、テレビ機能を重視する人にオススメしたい。

【関連サイト】下記のマイクロサイトで富士通製品の各種レビューを掲載しています。

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