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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第207回

子猫というだけでずるい! いろんな子猫の写真

2011年07月08日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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春から夏は子猫の季節

都会のど真ん中、汐留で見つけた猫一家の中の1匹。その後見かけてないので、どうなったのやら(2003年7月 ニコン D100)

都会のど真ん中、汐留で見つけた猫一家の中の1匹。その後見かけてないので、どうなったのやら(2003年7月 ニコン D100)

 そんなわけで、後半はいろんな子猫写真。子猫はもう、何にでも興味もっちゃうところがずるい。その辺の枝を拾って動かしてやるだけで恐がりもせずやって来る。

 子猫が2匹いるともっとずるい。君らは箸が転がっても楽しいやろ、というくらい、森羅万象あらゆるものに興味を示すのだ。

ちょっと大きくなってきた子猫2匹。兄弟なのかなんなのかわからないが、元気に遊び回っていた中の1枚(2010年12月 ニコン D7000)

ちょっと大きくなってきた子猫2匹。兄弟なのかなんなのかわからないが、元気に遊び回っていた中の1枚(2010年12月 ニコン D7000)

 じっとしてないとこもずるい。あまりに予測不能にちょこまか動き回るから、撮るのが大変なのだ。ちょこまかしすぎてすぐブレちゃうし、ピントは合いづらいし……そんな時は容赦なくISO感度を上げてシャッタースピードを確保すべし。

 子猫がカメラ目線でニコっとしているのもいいけど、まわりを無視して勝手に遊んでいる姿もいい。

2匹が気にしているのは地面に落ちてる氷菓の蓋。ミルクの匂いがするのか、2匹でちょっかいを出していた(2010年8月 ソニー NEX-5)

2匹が気にしているのは地面に落ちてる氷菓の蓋。ミルクの匂いがするのか、2匹でちょっかいを出していた(2010年8月 ソニー NEX-5)

 子猫は旬が短いのもずるい。子猫が子猫であるというだけで愛らしいのは、だいたい生後2ヵ月から数ヵ月なのだ。

 なんか可愛い写真だけで終わるのも癪なので、最後は生まれたばかりの姿を。

たまたまうちの猫を診てもらいに訪れた行きつけの獣医さんで。奥の部屋で世話されていた赤ちゃん猫を撮らせてもらった。片手に収まるくらいの大きさなのに、もう立派な爪が……無事大人になっただろうか?(2006年4月 キヤノン IXY Digital 800IS)

たまたまうちの猫を診てもらいに訪れた行きつけの獣医さんで。奥の部屋で世話されていた赤ちゃん猫を撮らせてもらった。片手に収まるくらいの大きさなのに、もう立派な爪が……無事大人になっただろうか?(2006年4月 キヤノン IXY Digital 800IS)

 赤ちゃん猫写真は4月。それ以外は、12月の1枚を除くと全部6~8月の写真だ。春に産まれた猫がちょうど可愛い盛りなのが夏なのである。だから運がよければ、出会えます。カメラの用意を忘れずに。


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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。Twitterアカウントは@ogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei


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