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GALAXY S II本国開発者インタビュー

丹精込めた「GALAXY S II」で日本のユーザーも満足させたい

2011年07月07日 15時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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初日は初代GALAXY Sの2倍以上のスタート
世界的に好調なGALAXY S II

 初日の販売台数が「GALAXY Sの2倍以上」と関係者がコメントするなど、好調なスタートを切っているサムスン電子製のドコモ「GALAXY S II SC-02C」。

 GALAXY S IIはグローバルで販売されるハイエンドAndroid端末で、韓国では発売1ヵ月で出荷台数100万台突破と発表されるなど、世界的なヒット商品となりつつある。開発自体は韓国のスタッフを中心としており、各国向けにカスタマイズされてリリースされている。

ソウル中心部にあるサムスン電子本社。会社の規模と同様に巨大なビルだ

 そこで今回は本国サムスン電子のスタッフにグループインタビューを行なった。登場いただくのはUXデザイン担当のウォン・ジュンホ氏とリ・スクキョン氏、製品デザイン担当のバン・ヨンソク氏、R&Dグループ 日本担当のジョ・チョルホ氏、東南アジア輸出Group長 専務のチョウ・ホンシク氏の各氏である。

製品デザインやUI関連のお話をうかがったサムスン電子のウォン氏、リ氏、バン氏

サムスン独自のUIをさらに進化させて搭載
日本の声も聞いてデザインをカスタマイズ

――GALAXY SからGALAXY S IIでどのような部分が進化していますか。

ウォン氏 UIについてはこれまでの「TouchWiz UI」の流れを引き継ぎましたが、GALAXY S IIで大きく4つの機能が追加されました。まずライブパネルでは(サムスンオリジナルの)ウィジェットのサイズが替えられます。それからモーションUX。これは端末を加速度センサによるジェスチャー機能です。それからAccuWeather(あらかじめ設定した地域の天気が表示されるウィジェット)、最後に3Dピクト。これはホーム画面の切替を高速3D表示するものです。

中央下部のバーをフリックすると超高速でホーム画面を切り替えられる。これがなかなか気持ちいい&便利。また、端末を傾ける操作も可能

バン氏 グローバルモデルでは背面カバーの指紋の付きやすさがカスタマーの声として上がってきて、変更を加えました。日本では逆に要請により、ツヤツヤのパネルにしています。

左が日本向けモデルで、右がグローバルモデル。マットなグローバルモデルの方が落としにくいが、日本で受け入れられそうなデザインはやはり左の端末に感じる

ウォン氏 日本にもデザインセンターがありますので、GALAXY S IIについてはそちらの日本人社員と協調して日本への対応をしっかり行ないました。

――GALAXY SからGALAXY S IIでさらに薄型化しましたが、それで難しかった点とは。

バン氏 薄くなるにつれ、カメラが突きだしている部分に問題が出てきました。当初は2mmも飛び出していたのですが、それではカッコが良くない。でもカメラ部品には物理的な大きさがあるので、隙間をどう利用するかが難しかった。

――デザインのコンセプトなどはありましたか?

バン氏 主なコンセプトとしては、日常生活を楽しくするということです。明るくて大きな画面で生活を楽しくしたいと考えました。(具体的なデザインでは)光の反射。光が当たったときにスマートでスリムに見える、というのを観点でデザインしています。

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