初日は初代GALAXY Sの2倍以上のスタート
世界的に好調なGALAXY S II
初日の販売台数が「GALAXY Sの2倍以上」と関係者がコメントするなど、好調なスタートを切っているサムスン電子製のドコモ「GALAXY S II SC-02C」。
GALAXY S IIはグローバルで販売されるハイエンドAndroid端末で、韓国では発売1ヵ月で出荷台数100万台突破と発表されるなど、世界的なヒット商品となりつつある。開発自体は韓国のスタッフを中心としており、各国向けにカスタマイズされてリリースされている。
そこで今回は本国サムスン電子のスタッフにグループインタビューを行なった。登場いただくのはUXデザイン担当のウォン・ジュンホ氏とリ・スクキョン氏、製品デザイン担当のバン・ヨンソク氏、R&Dグループ 日本担当のジョ・チョルホ氏、東南アジア輸出Group長 専務のチョウ・ホンシク氏の各氏である。
サムスン独自のUIをさらに進化させて搭載
日本の声も聞いてデザインをカスタマイズ
――GALAXY SからGALAXY S IIでどのような部分が進化していますか。
ウォン氏 UIについてはこれまでの「TouchWiz UI」の流れを引き継ぎましたが、GALAXY S IIで大きく4つの機能が追加されました。まずライブパネルでは(サムスンオリジナルの)ウィジェットのサイズが替えられます。それからモーションUX。これは端末を加速度センサによるジェスチャー機能です。それからAccuWeather(あらかじめ設定した地域の天気が表示されるウィジェット)、最後に3Dピクト。これはホーム画面の切替を高速3D表示するものです。
バン氏 グローバルモデルでは背面カバーの指紋の付きやすさがカスタマーの声として上がってきて、変更を加えました。日本では逆に要請により、ツヤツヤのパネルにしています。
ウォン氏 日本にもデザインセンターがありますので、GALAXY S IIについてはそちらの日本人社員と協調して日本への対応をしっかり行ないました。
――GALAXY SからGALAXY S IIでさらに薄型化しましたが、それで難しかった点とは。
バン氏 薄くなるにつれ、カメラが突きだしている部分に問題が出てきました。当初は2mmも飛び出していたのですが、それではカッコが良くない。でもカメラ部品には物理的な大きさがあるので、隙間をどう利用するかが難しかった。
――デザインのコンセプトなどはありましたか?
バン氏 主なコンセプトとしては、日常生活を楽しくするということです。明るくて大きな画面で生活を楽しくしたいと考えました。(具体的なデザインでは)光の反射。光が当たったときにスマートでスリムに見える、というのを観点でデザインしています。