開発者の情熱! スマホ&アプリ、サービスの生みの親に聞く! 第1回
フィーチャーフォンからスマホへの架け橋に~MEDIAS WPインタビュー
三種の神器を装備したMEDIAS WPは最強!?
2011年07月13日 15時00分更新
細かい部分でハードウェアもアップデートした
──ほかにハードウェア部分で機能を強化した点はありますか?
清水 カメラの基本機能は前モデルと同等ですが、制御を改良し、起動時間が約0.8秒の「瞬撮」機能と、撮影間隔が約0.9秒の「クイックショット」機能を搭載しました。より快適に、素早く撮影が可能となってます。また、タッチパネルは、前モデルとハードウェア的に大きな違いはありませんが、細かいチューニングを施すことによって、追従性を高め、より直感的に操作することを可能にしています。
──MEDIAS WPをはじめ、夏モデルのスマートフォンからいくつかのモデルがテザリングに対応していますが、これについては、ユーザーサイドからの要望が高かったのか、それともキャリアからの要請だったのでしょうか?
清水 AndroidがGingerbread(Android 2.3)でテザリングに標準対応しました。ユーザーの利便性を考えたとき、この機能を不自然に停止するという選択は、キャリア側にもわれわれ端末メーカー側にもなかったのではないでしょうか。
──2011年の春モデルを発表するとき、docomoの山田社長が「夏モデルではテザリングに対応する」という発言もしていましたよね。
清水 そうですね。個人的な意見ですが、端末メーカーにとっては、Androidという自社開発ではないOSを採用したときから、提供側の都合で機能を制限するということは不自然であると考えています。テザリング機能の搭載はごく自然な流れだったのでしょう。
後編ではMEDIAS WPのソフトウェア、そして今後の展開について、突っ込んで行く───