フリーウェアで気軽に「断捨離」
どのフォルダーにあるどのファイルを削除すればいいのか、少なくともホームフォルダー以下については自分で判断できる。これがルート（/）以下となると話はまったく別で、二度とブートするつもりがないのであれば/System/Library以下をまるごと削除することも可能だが、Snow Leopardも残しておきたいのであればそうもいかない。すでに述べた削除しても構わない箇所は、ホームフォルダーの一部、それもFinderで扱うことができるファイル／フォルダー限定、ということを念押ししておきたい。
Disk Inventory X
そのうえで、効率的に削除対象のファイル／フォルダーを突き止めるには、ユーティリティソフトの力を借りたほうがいい。それが、ここに紹介する「Disk Inventory X」だ。PowerPCアーキテクチャ時代から存在するファイル削除ソフトで、公式サイトのトップからPowerPC／Intelアーキテクチャ両対応のユニバーサルバイナリーをダウンロードできる。
このソフト、指定した領域上のファイルを種類ごとに分類、効率良く削除するための手助けをしてくれる。種類は「プレビューDocument」（*.pdf、*.jpg、*pngなど）や「iTunes Document」（*.wav、*.ipa、*.aifなど）といった大まかなものだが、ファイルの総量を調べるときにとても便利だ。しかも解析速度が速い。
Disk Inventory Xでライブラリフォルダー（~/Library）を解析したところ。どのファイル種を“断捨離”すべきか、これで見当をつけよう
解析結果からZIP書庫のみ表示したところ。コンテクストメニューを表示すれば、ごみ箱への移動やフォルダーの表示を指示できる
残念ながら複数のファイルを選択→削除という技は使えないが（「Command」＋Aキーも不可）、解析結果からファイルが保存されているフォルダーを表示したり、ごみ箱へ捨てたりといった処理は、問題なく実行できる。Lion前の“断捨離”に役立つこと請け合いだ。
