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T教授の「戦略的衝動買い」 第151回

ASUS Eee Pad Transformer TF-101を発売日に衝動買い

2011年06月30日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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 1280×800ドット表示の液晶画面は、縦使用でも横使用でも、従来のタブレットにはない表現力を備え、Webサーフィンでも電子メールでも圧倒的な見やすさを実現してくれる。標準搭載のMicrosoft Office互換の「Polaris Office」と相まって、プレゼンテーションチャートや、表計算、ワープロなどのビジネスソフトをかなりの互換性を持って動作させることに成功している。

 タブレット部分の実測重量は684g。これは筆者のiPad 2の実測値613gより71gだけ重いが、初代iPadのスペック値である680g(WiFi)~730g(WiFi+3G)とほぼ同等か軽い。

実測684gのタブレット部分

モバイルPCにトランスフォーム後は、実測で1325gだった

また、iPad2の液晶は、1024×768ドット表示の9.7型と、液晶サイズも解像度もEee Pad Transformer TF-101より小振りだ。メールのキーボード入力画面や、 YouTubeのビデオ再生画面などで、その差は顕著に現われる。しかし、Evernoteなど一部のクライアントアプリケーションのバージョンやOSの違いで、Eee Pad Transformer TF-101は、そんなハードウェア的高スペックを100%使い切っていないところがありもったいない。今後の対応に期待したい。

Eee Pad Transformer TF-101とiPad2の見た目の一番の違いは、ディスプレイのWIDE対応だ

YouTube等のHD映像を見比べると、Eee Pad Transformer TF-101の方が画面に余裕が感じられる

 Eee Pad Transformer TF-101のワイドな液晶画面は、タブレットとして縦型に使うことにより、Webページなどの一覧性が向上するだけにはとどまらず、「AirAttack」などの縦スクロールのゲームにおいて圧倒的な表現力を発揮する。これはなかなか強力だ。

ワイド画面は普段の操作では余りそのメリットを感じないが

縦スクロールのゲームなどでは、その圧倒的強さを発揮できる

 iPadとiPad2が先行したタブレットマーケットだが、いよいよアンドロイド陣営の切り札の1つであるEee Pad Transformer TF-101が登場した。過去の、「アップル vs IBM PC陣営+Windows」の戦いに続いて、「アップル vs Android陣営」の熾烈な戦いが始まった。アップルは孤軍奮闘を続けるのか、過去の様に、ある一定のシェアで終戦を迎えるのか、ガジェットフリークにとって、まだまだ衝動買いは終わりそうにない。

今後も続々といろいろなサイズのアンドロイドクライアントが登場するだろう。クライアントアプリケーションの最適化に注目だ


T教授

今回の衝動買い

アイテム:ASUSTeK「Eee Pad Transformer TF-101」
価格:5万9800円(WEBショップ「ASUS Shop」にて購入)

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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