Core i7-2600 プロセッサーを採用し、NVIDIA GeForce GTX460搭載のビデオカードを装着したIdeaCentre K330。その実力はどのようなものだろうか。レビュー第2回では、搭載されているスペックの特徴を紹介しよう。
最新のネットゲームも十分に楽しめるスペック
レノボの「IdeaCentre K330」は、ゲーマーをターゲットにしたデスクトップPCだ。コンシューマ向けPCでハイスペックが要求される作業といえば、やはりゲーム。最新のゲームが楽しめるかどうかを重視して評価した。
今回試用したのは最上位モデルとなる「77272HJ」だ。搭載されているCore i7-2600 プロセッサーは、インテルの第2世代Core iシリーズでは最上位クラスのプロセッサーだ。ターボ・ブースト・テクノロジーにももちろん対応し、最高3.8GHzまで自動的に高速化される。
メモリーも8GBとたっぷり搭載されているが、最大で16GBまで増設可能だ。プロセッサーの速度だけ向上してもメモリー容量が十分でないと快適には利用できないものだが、これだけ余裕を持ったスペックならば何の心配もない。
グラフィックスチップにNVIDIA GeForce GTX460を採用したビデオカードを搭載。これは最新の製品でこそないものの(2010年7月発表の製品)、DirectX 11に対応するミドルレンジのグラフィックスカードだ。もちろん、最新の3Dゲームだってぐいぐい遊べる力を持っている。
そんなハイスペックを詰め込んだIdeaCentre K330のWindowsエクスペリエンスインデックスはかなり好成績になった。全方向に隙のない成績は、快適さを予感させてくれる。
最新ゲームの使い勝手を確認するために、FINAL FANTASY XIVベンチマークとモンスターハンター フロンティア オンラインのベンチマークソフトであるMHFベンチマーク【絆】を実行してみた。FINAL FANTASY XIVベンチマークはHIGHモードで実行した場合のスコアは2410。HHFベンチマーク【絆】は、フルハイビジョン設定のフルスクリーンモードで実行した結果、7101というスコアが出た。
FINAL FANTASY XIVベンチマークでは、やや重いながらもプレイ可能というスコアであり、HHFベンチマーク【絆】は標準設定で十分快適に楽しめるというスコアになった。実際にベンチマーク中の画面を見ていても、とても美しく感じられた。付属ディスプレーがノングレアタイプであるため、反射も気にならず細部まで確認できるのもいい。
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