キーボード・タッチパッドにも見られる
使いやすさへのこだわり
キーボードは標準的な配列で、キーピッチは約18mm。キーストロークは約3mmとやや深く、キータッチは軽いながらもしっかりした入力感を感じる。ちょっと独特なのは、カーソルキーの部分だけがややはみ出たデザインになっている点。そのぶん左右キーの上部に空白が生まれ、使いやすくなっている。
キーボード上部には、おなじみのワンタッチボタンが用意されている。押すだけでサポートプログラムやメールクライアント、ウェブブラウザーなどを呼び出し可能だ。また、専用のソフトを使えばボタンから起動できるソフトを自由に変更できる。
タッチパッド部分も独特の配慮が見られる。パッドの上下にそれぞれ2個ずつボタンが用意されていて、どちらでも利用可能だ。キーボードを併用しながら使う人なら、上のボタンのほうが便利だろう。ゆっくりと落ち着いて操作するなら、下ボタンのほうが使いやすい。下ボタンの間には指紋認証センサーも用意されている。
パッド部分はボディカバーと一体成型だが、この部分だけドット加工が施されている。触り心地がいい上に、油脂などの汚れが付きにくいのが魅力だ。
タッチパッドがコンパクトにまとめられている一方、LIFEBOOK NH90/DNのパームレストは広めに取られており、キー入力時の疲れを感じさせない作りになっている。長時間の作業を前提としているノートだけに、タッチパッドよりもマウス操作のほうが多いとの判断だろう。