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2011年のビジネスプリンター&複合機大集合 第5回

機器構成情報やプリンター稼働状態、消耗品利用状況などを収集し、レポート化

NEC、プリンターの見える化ソフト「WebSAM PrintCenter V」

2011年06月22日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月21日、NECはプリンタや複合機の消費電力や消耗品の利用状況などを「見える化」することで、オフィスの省エネ化の促進と運用コストの削減を支援するソフトウェア「WebSAM PrintCenter V(ウェブサム・プリントセンター・ブイ)」を発表した。

WebSAM PrintCenterの運用イメージ

 WebSAM PrintCenter Vは、ネットワークに接続されているプリンター・複合機から各社共通の標準情報として、機器構成情報や稼働状態、消耗品利用状況などを収集する。これにより、メーカーや機種を問わず、消費電力や消耗品(用紙・トナー)の利用状況などを統合管理できる。メーカーごとに異なる管理ツールで個別に収集した情報を人手で集計するといったこれまでの手間のかかる作業を行なうことなく、部門単位から企業全体まで印刷利用状況を容易に把握できるため、管理者の運用負荷を軽減できるとしている。

 また、収集した各種情報を可視化し、グラフ/レポートとして出力する機能を持つ。機器の利用実態の把握が容易となるため、余剰機器の撤去や高速プリンター・複合機への集約などの最適配置の支援になるという。

 さらに、メーカー・機種を問わず、個人および部門単位で印刷履歴を記録し、管理することも可能だ。これにより、漏えい経路としてはもっとも多いという紙媒体からの情報漏えい、業務と無関係な印刷を抑止する効果が期待できる。

 価格は、プリンター50台の統合管理が可能な基本構成で108万1000円から。出荷開始は7月29日に予定だ。

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