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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第2回

電子書籍を読むなら、どのキャリアのどのサービス?

2011年06月20日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 スマートフォンやタブレットの普及とともに、電子書籍が脚光を浴びるようになってきた。電子書籍自体はケータイでも提供されていたが、スマートフォンのほうがずっと画面が大きく読みやすい。

 電子書籍を販売するサービスはスマホ上にはいろいろあるが、今回紹介するのはキャリアが運営している電子書籍サービスだ。まずは電子書籍ストアの使い勝手から見ていこう。

3キャリアの電子書籍ストアは大きく違う

 iPhoneなどと異なり、電子書籍ストアにはGoogle純正ストアといったものは特にない。そのためケータイ会社は電子書籍アプリをプレインストール、もしくはアプリへのショートカットを用意している。今回取り上げるのは、NTTドコモや大日本印刷などの共同出資による会社が運営する「2Dfacto」、auの「LISMO Book Store」、ソフトバンクモバイルの「ソフトバンクブックストア」の3サービスだ。端末によっては他にもプリインストールアプリとして「eBookJapan」や「ビューン」、「TSUTAYA GALAPAGOS」などの電子書籍サービスが用意されている。

ケータイ3社とも、キャリアが主導的に運営している電子書籍サービスを提供している

 まず前述の3サービスを比較すると、以下のようになる。

  ドコモ「2Dfacto」 au「LISMO Book Store」 ソフトバンク
「ソフトバンクブックストア」
販売書籍数 10万点 2~10万点 20万点以上
カテゴリ/ジャンル数 4カテゴリ/23ジャンル 5カテゴリ/44ジャンル 4カテゴリ/39ジャンル
ケータイ支払
ポイントサービス ×
安売/特売
試読
対応機種 ドコモのAndroid端末/電子書籍端末(iPhone/iPad/PC) auのAndroid端末(一部除く)/電子書籍端末 ソフトバンクのAndroid端末(一部除く)

 販売書籍点数はリリースでの数値をそのまま記載している。2Dfactoは今春までに10万点を用意としており、その後も増え続けているはずだ。LISMO Book Storeは2011年度中に10万点を目指しているので、現在着々と増えている段階だろう。ソフトバンクブックストアの場合はすでに20万点以上。3社とも数字的には十分だ。

 本の数が充実していることもあって、カテゴリ/ジャンル数も細かい。「4カテゴリ/23ジャンル」といった表記は、大きく分かれたカテゴリが4つあり、そこからさらに23のジャンルに分かれるという意味だ。さらに細かく3階層目もあるが今回は省略した。

 もっともカテゴリは細かく分かれているものの、一冊も書籍がない、もしくは一冊しかないといったカテゴリもあったので、まだカテゴリごとに充実具合の偏りがあるようだ。

 ケータイ料金と合算した支払いは3社とも対応。ポイント付与はドコモとauで用意されていた。ポイントを使って購入も可能だ。「安売」や「特売」があるのも嬉しい。特定の書籍だけの場合もあるが、電子書籍は実際の書籍よりも100円ほど安いケースが多いようだ(文庫の場合)。また後述するが、1巻を複数に分けてさらに入手しやすくしている場合もある。試読はさすがに3社とも対応。書店で内容を確認できない電子書籍サービスでは必須といえるかもしれない。

 対応機種については「?」と思われた人も多いだろう。その点も含めて各ストアの詳細を見ていく。

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