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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第203回

北千住で路地裏猫たちに出会った話

2011年06月10日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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下町で生まれ育った猫たち

狭い通りの片隅でサビ猫。先週の連載で同じようなサビ猫を「彼」と書いたら、Twitterで「サビ猫はほとんどの場合メスだから彼女だと思います」という指摘を受けました。確かにそうでした。ありがとう(2011年6月 ソニー NEX-5)

 北千住は東京都足立区の南端、荒川と隅田川に囲まれたエリアにある。都心から行くと、隅田川を北に渡ってすぐ。江戸時代、日光街道(奥州街道)の宿として賑わった古い街だ。

 しかも、現日光街道は旧街道の西側に新しく作られたので、旧街道筋がそのまま残ってるのである。時折、倉や江戸っぽい日本家屋、忘れられた昭和感漂うお店に、街道から垂直に伸びる細くて狭い路地などが残っているのである。ありがたや。

 そしてそんな古い街には猫がいるのだ。

 面白いもので、この日は猫を撮りに行ったわけじゃないのである。たまたまこっちの方に住んでる友達とランチでもしようと出掛けたら、お店に向かって歩くだけでいるわいるわ、そこら中の路地でふらふらしてる猫を発見。

 何しろ駅から1~2分、狭い路地を歩くだけでこれ(冒頭写真)だ。

 人通りが多い飲み屋路地にいるだけあって、近寄っても逃げないし、耳には去勢の印(切り欠き)がちゃんとある。このあたりの飲食店街に住み着いているんだろう。

 さらに狭い路地に目をやると、こちらにとことこ歩いてくる可愛い猫が。お、幸先がいいぞと思いきや、いきなり右に急カーブ。

美麗な猫が狭い路地をこちらに向かってきたので喜んだら、脇にそれてしまいました。ああ……(2011年6月 ソニー NEX-5)

 こっそり様子を見に行くと、家と家の狭い隙間に潜り込んで爪を研いでおりました。いやはや。

家と家のわずかな隙間は猫の秘密スポット。楽しそうに爪を研いでいた(2011年6月 ソニー NEX-5)

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