雨後の竹の子状態のAndroidスマホは
欲しくなった時が買い時!
デジタルデバイスの例に漏れず、Androidスマートフォンは今、猛烈なスピードで進化している。端末の機能や性能も、商戦期ごとにどんどん強化されている。「いつ購入すればいいのか?」と聞かれることが多いが、筆者は「欲しくなった時が買い時!」と答えている。購入時に満足のいく機種を手に入れられれば、契約の縛りがある1~2年間程度は問題なく利用できるはず。そのため、機種の選定は慎重に行ないたい。
今契約しているキャリアにこだわらず、欲しいスマートフォンが必要とする機能を備えているかどうかを第一にチェックしよう。デザインだけでAndroidスマートフォンを選んでしまう人も多い。見た目が気に入ることは大きなポイントだが、機種によって得意・不得意が異なるので、きちんとチェックすること。通信可能エリアで比べるならやはりNTTドコモが一番で、ソフトバンクモバイルはまだ弱い場所もある。
自分撮りをしたりビデオ通話をするなら「インカメラ」が欲しい。風呂やアウトドアで使うなら、防水機能があると安心だ。会社にいる時間が長くて、どうしても見たい番組はケータイで済ませている人なら、ワンセグ搭載モデルを選ぼう。おサイフケータイを手放せないという人もいるだろう。
また、NTTドコモの夏モデルには「テザリング」に対応している機種も登場した。テザリングとは、Androidスマートフォンを無線ルーターとして動作させる機能で、3G通信機能を持たないiPadやゲーム機などを、どこでもインターネットに接続できる。すでにモバイルルーターを利用している人なら、回線をまとめてコストダウンすることもできる。
以前からおサイフケータイ機能を搭載したAndroidスマートフォンはあったが、「モバイルSuica」アプリが登場していない点はネックだった。しかし、7月23日にはようやく、Androidスマートフォンに対応したモバイルSuicaアプリが登場する予定だ。残高確認やカンタンに入金できる「クイックチャージ」、定期券やグリーン券・特急券の購入などができる。
ちなみに、筆者が重視するスペックはCPUとメモリーだ。CPUは最新モデルなら順調にパワーアップしているので、おおむね問題はない。メモリーが大きければ多くのアプリを起動しても快適に動くし、ストレージ容量が大きければたくさんのアプリをインストールできる。
このメモリー容量でずば抜けているのが、NTTドコモが発売するサムスン「Galaxy S II」だ。赤外線通信とおサイフケータイはサポートしていないものの、圧倒的な性能を持ち、快適に操作できる。iPhone 4と比べると、画面解像度が大きく劣っている以外は、いい勝負になりそうだ。microSDカードが使え、柔軟なカスタマイズができるAndroidスマートフォンのメリットも加えると、初のiPhoneキラー登場と言っていいだろう。ちなみにGalaxy S IIは、6月10日から予約を受け付け、6月下旬に発売される予定だ。
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