COMPUTEX TAIPEI 2011レポ
― 第10回
「LGA 2011」マザーに逆噴射「GTX 580」も MSIブース
2011年06月02日 12時00分更新
文● 増田
今年もTWTCN/南港展覧館にブースを構えるMSI。ビデオカードやマザーボードの注目モデルを早速チェックしておきたい。
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今年もTWTCN/南港展覧館にブースを構えるMSI。たくさんの来客者で大盛況となっている |
「GeForce GTX 580」搭載の限定版となるビデオカード「N580GTX Lightning Xtreme Edition」が展示されていた。同カードはオリジナルクーラー「Twin Frozr III」を採用。コア/メモリクロックが882MHz(リファレンス772MHz)/4200MHz(リファレンス4008MHz)にオーバークロックされている。と、ここまでは、すでに販売中の「N580GTX Lightning」と似たようなスペックなのだが、さらにユニークな機能がある。
ひとつは「Dust Removal Technology」で、これは起動時の30秒間、例冷却ファンが逆回転することでほこりを落とすというもの。さらに「Smart Temp Sensor Technology」により、温度が45度以上になった場合、ファンのカラーが青→白に変わるというものだ。実際に動作させてみると、うっすらと白に変化する様子が見られた。なお同社によると、発売は6月中を予定しており限定数が出荷されるという。
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「GeForce GTX 580」搭載の限定版となるビデオカード「N580GTX Lightning Xtreme Edition」。「Smart Temp Sensor Technology」により温度が45度以上になった場合、ファンのカラーが青→白に変わる |
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「Smart Temp Sensor Technology」と「Dust Removal Technology」の説明。ただのOC版ビデオカードではないのがよくわかる |
マザーボードでは気になる2枚を発見。そのひとつが開発コードネーム“Sandy Bridge-E”で採用予定とされる「LGA 2011」ソケット対応の「X79A-GD65」だ。発売日等の詳細は一切不明ながら、4ch対応のDDR3メモリやPCI Express 3.0へ対応するのが特徴となる。
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“Sandy Bridge-E”で採用予定とされる「LGA 2011」ソケット対応の「X79A-GD65」。DDR3 DIMMに挟みこまれるデザインが特徴的だ |
もうひとつは「Z68」チップセット採用の「Z68A-GD80(G3)」だ。こちらは拡張スロットの一部がPCI Express 3.0対応となるもの。実際に動作させるには「次期CPUが必要」とのことだが、拡張カードを使ったパフォーマンスチェックではPCI Express 2.0を上回ったという。
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「Z68」チップセット採用「Z68A-GD80(G3)」。拡張スロットの一部がPCI Express 3.0対応となり、「次期CPU」を使うことで3.0動作するとのこと |
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そのほかのトピックとしては、近日中にMSI独自のユーティリティツール 「アフターバーナー」がAndroidスマートフォンで利用可能となる点。実際にブース内のデモコーナーでは動作していた |
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