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10周年を迎えたアップルストアは何が変わったのか?

iPad 2デジタルサイネージ「Smart Sign」 アップルストアで試す

2011年06月01日 22時00分更新

文● 大河原克行

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各種設定を店舗にて行なえる新コーナー
「パーソナルセットアップ」

 またApple Store, Ginzaでは、2階フロアに「パーソナルセットアップ」コーナーを5月22日から設置した。

2階フロアにパーソナルセットアップの専用コーナーを設置

 パーソナルセットアップサービスは、Macでのメールのセットアップ、ソフトウェアのインストール、iTunesアカウントの設定などを店舗にて行なえるというものだ。これまでにも同店で実施してきたサービスだが、初めてMacやiPadを購入するオーナーが増加したことで、パーソナルセットアップの利用者が増加。このほど専用コーナーとして、対応できる場所を増設した。

 アップルストアで製品を購入してお店を出るときには、基本的な設定が完了し、簡単な操作を学習した上で持ち帰れるという環境が実現されることになる。

 また同様に、4階フロアには、2010年12月から移動したGenius Barのほか、One to Oneメンバー向けのパーソナルプロジェクトコーナーと、パーソナルトレーニングコーナーを用意。様々な相談受付や使い方のトレーニングを行なっている。またキッズコーナーも、従来通り4階フロアに設置されている。

 なお、Genius Barでは、持ち込まれた修理のうち約60%が当日に修理が完了しているとした。

昨年12月から4階フロアに移動したGenius Barは平日でも多くの人が訪れている

4階フロアにはパーソナルプロジェクトのコーナーと、パーソナルトレーニングのコーナーを用意している

4階フロアはサービス、トレーニングフロアのためSmart Signが置かれていない。今やアップルストアで唯一置かれている紙の資料が、このイベントスケジュール。しかも4階フロアにしかなかった

 3階のシアターでは、全84席を活用した無料セミナーを連日開催という点では取り組みには変更がないが、5月にはiPad 2やiPhone 4のセミナーが好評で、実機を持ち込んでセミナーに参加する人たちも増えているという。

 このように、アップルストアは5月22日のリニューアルによって、さらに初心者にやさしい店作りが実現された。10周年を記念する新製品発表や派手なイベントはなかったものの、地道ではあるが大きな進化が実施されたことに注目すべきだ。


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