リックテレコム主催の「ワイヤレスジャパン2011」が東京ビッグサイトで開幕した。ケータイのみならず最新の無線技術に関するイベントで、会期は今月27日までとなる。
ここでは展示会場(西3・4ホール)にひときわ大きなブースを構えていた、NTTドコモの展示内容をお伝えする。
次世代通信方式「LTE-Advanced」など
注目を集めた展示内容
最新無線技術のイベントということで、高速通信サービス「Xi」で採用されている「LTE」の次世代通信規格である「LTE-Advanced」の技術デモを大々的に行なっていた。
LTE-Advancedは最大帯域幅100MHz、(室内環境における)ピークスループット1Gbps以上という高速無線規格で、3GPPで「Release 10」仕様として標準規定され、ITU-Rにおいても「IMT-Advanced」として認められている。会場ではその基地局と移動局の試作装置が展示され、データ通信のデモが行なわれていた。
また、ブースには5月16日に発表されたスマートフォン夏モデルの体験コーナーもあり、来場者が列を成して新端末の感触を確かめていた。
さらに、通話とネットワークによる各種のIT機能(通話録音、音声認識、機械翻訳、音声合成、音声挿入)を組み合わせることで、通話の内容をリアルタイムで他国語に自動翻訳してくれる「通訳電話」の体験デモには、30分待ちの列ができるほどの賑わいだった。
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