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行っとけ! Ubuntu道場! ― 第43回

~師範、サウンドまわりがよく分かりません!~

2011年05月26日 16時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team) イラスト●瀬尾浩史

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コーデックって何?

編集S:編集Sの積年の謎、「ドライバはあるのに音が出ない」問題に答えが出る日がついにやってきた、気がする。

ミズノ:ドライバがあるのに音が出ない? それはEmacsつかぺぐぅ(殴打音とともに省略されました)

瀬尾浩史:(ハリセンを仕舞いながら)あー、まったく油断も隙もないペン。そこでEmacsネタに落とされると話が進まないペン。

やまね:じゃあgeditネタに。

瀬尾浩史:いや……その……(遠い目)。

さかもっちー:ノートでよくある「認識されてるっぽいけど音が出ない」現象の原因は、大抵はコーデックのせい、らしいですね。

編集S:おお、本論に戻してくれる人が! 褒め称えておこう。

さかもっちー:お褒めにあずかり、ありがとうございます。ところでUbuntu Studio使いませんか?

編集S:使いません。

さかもっちー:ぐにゅぅぅぅ。ていうかコーデックの話は深い部分までは分かってません……。

ミズノ:その手の話はそこの黒幕に頼めばいいわけですよ。

hito:あれ、今回解説役じゃなくて済むハズじゃ!?

瀬尾浩史:油断禁物ペン。

hito:どこから説明するのがいいんでしょうか……。まあ気にしないで適当に説明しましょうか。

あわしろいくや:昔話から始まるんですな、たぶん。

hito:えー、昔々、1996年ぐらいまでのサウンドデバイスはPCにつないで「音を鳴らす」ための色々な機能をまとめて持っていました。PC用にサウンドハードウェアとして見せる部分とか、複数のソースから音を鳴らすためのミキシングとか、内部的に解釈しやすい形に変換したりとか。さらに、アナログとデジタルの変換とかも含めて、一切合切がワンチップ、と。

ミズノ:あれ、今のPCだと、サウンド部分ってチップセットに内蔵されてるよね? あれにはアナログデジタル変換も含まれてる?

hito:いえ、そのあたりがこれから出てくる話で。

ミズノ:ほほー。

hito:でもこの辺、半導体的にはいろいろ属性の違うものが含まれてるんですよね。具体的にはアナログとデジタルの変換部分と、それ以外。

あわしろいくや:計算をする部分と、増幅・変換を行なう部分は別にした方が効率いいらしいですな。

hito:そーですねー。さらに言うと、サウンドハードウェアとして見せる見せないに関係なく、アナログデジタル変換部分って独立させられるじゃん? っていうことをIntelっていう会社が考えまして。

さかもっちー:そのIntelはCPU作ってるIntelですよねー。

hito:はい。PCのハードウェアまわりの規格策定会社でもあるんですよね、あそこ。でまぁ、「アナログ扱う部分と、それ以外って分離できるよね?」と。

編集S:なんでそんな面倒なことを。

hito:当時はサウンドデバイスって高かったので、PC普及上の妨げになってたわけですね。なので、チップセットにサウンド機能を内蔵したかったらしい。……アナログ扱う部分がなければ、ノイズとかいろいろ面倒なことを考えずに、論理回路を足すだけで済みますからねー。

編集S:なるほどー。そういえば、IntelってPCに一生懸命マルチメディアを持ち込んでくれる会社だった気がする!

hito:でまぁ、色々規格を整理して「AC'97」っていう規格をIntelさんが作りました。これは「アナログ扱う部分」と「それ以外」のチップの仕様と、相互接続のためのインターフェースの仕様がセットになったものです。

hito:で、これによってめでたく、半導体的に面倒な「アナログ扱う部分」が切り離せて、サウンドデバイスの圧倒的な低価格化が実現されました、と。


(次ページへ続く)

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