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性能も拡張性も妥協しない、玄人好みの1台

Endeavor Pro5000──性能アップ、使いやすさアップのハイエンド機

2011年05月26日 13時00分更新

文● 石井英男

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高性能でコストパフォーマンスも優秀

 参考のために、いくつかのベンチマークテストを実行してみた。まず、Windowsエクスペリエンスインデックスを計測してみたところ、すべての項目が7.5以上という、非常に優秀な成績となった。特に弱点のない、バランスの取れた高性能PCといえる。

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果。Windows 7のエクスペリエンスインデックスの最高値は7.9だが、すべての項目で7.5以上を記録しており、非常に好成績だ

 次に、総合ベンチマークテストプログラムの「PCMark Vantage」を利用してパフォーマンスを計測した。こちらも非常に高いスコアであった。CPU性能やGPU性能が高いだけでなく、システムドライブとして高速SSDを搭載していることが効いているのであろう。

PCMark Vantage
項目 64bit 32bit
PCMark Score 19037 17481
Memories Score 12673 12003
TV and Movies Score 7156 7214
Gaming Score 20977 15093
Music Score 20257 19433
Communications Score 18537 17460
Productivity Score 20207 18367
HDD Score 38522 38485
ゲーム系ベンチマーク
タイトル バイオハザード5 ロストプラネット2
テスト内容 DirectX10、ベンチマークテストB DirectX11、テストタイプB
解像度
フレームレート
1280×720ドット 133.4fps 1280×720ドット 46.9fps
解像度
フレームレート
1920×1080ドット 95.3fps 1920×1080ドット 32.4fps

 今回の試用機は、ミドルレンジ上位に位置するGeForce GTX 460搭載グラフィックスカードが装着されており、3D描画性能も高い。そこで、ゲームベンチとして、「バイオハザード5」と「ロストプラネット2」を利用し、ゲームでのパフォーマンスを計測した。バイオハザード5では、1280×720ドットモードで133.4fps、1920×1080ドットモードでも95.3fpsと、高解像度でも、快適に遊べるパフォーマンスであった。バイオハザード5よりも負荷が高く、重いゲームであるロストプラネット2でも、1280×720ドットなら46.9fpsであり、十分プレイできる。

SSDのベンチマーク結果。シーケンシャルリードは390.9MB/sに達しており、シーケンシャルライトも206.4MB/sと高速だ

HDDのベンチマーク結果。毎分7200回転の1TB HDDなので、HDDとしては高速な部類だが、SSDに比べるとやはり遅い

 さらに、搭載されているSSDとHDDの性能を「CrystalDiskMark 3.0.1」を利用して計測した。結果は、画面キャプチャーのとおりで、試用機の120GB SSDは、リード/ライトとも非常に高速であった。HDDは、毎分7200回転・容量1TBなので、こちらもHDDとしては高速な部類だが、やはりSSDと比べると性能は見劣りしてしまう。

 試用機のように、システムドライブとして高速なSSDを利用し、データドライブとして大容量のHDDを利用することで、快適な環境を得られる。

 このように、Endeavor Pro5000は、高い拡張性とメンテナンス性を誇るミドルタワーPCであり、性能にこだわる中上級者やプロユースにも最適だ。今回の試用機構成での価格は、19万2780円だが、最小構成時の価格は10万6680円であり、コストパフォーマンスも優秀である。さまざまな用途に対応できる高性能PCが欲しいという人にお勧めだ。

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