高性能でコストパフォーマンスも優秀
参考のために、いくつかのベンチマークテストを実行してみた。まず、Windowsエクスペリエンスインデックスを計測してみたところ、すべての項目が7.5以上という、非常に優秀な成績となった。特に弱点のない、バランスの取れた高性能PCといえる。
次に、総合ベンチマークテストプログラムの「PCMark Vantage」を利用してパフォーマンスを計測した。こちらも非常に高いスコアであった。CPU性能やGPU性能が高いだけでなく、システムドライブとして高速SSDを搭載していることが効いているのであろう。
PCMark Vantage | ||
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項目 | 64bit | 32bit |
PCMark Score | 19037 | 17481 |
Memories Score | 12673 | 12003 |
TV and Movies Score | 7156 | 7214 |
Gaming Score | 20977 | 15093 |
Music Score | 20257 | 19433 |
Communications Score | 18537 | 17460 |
Productivity Score | 20207 | 18367 |
HDD Score | 38522 | 38485 |
ゲーム系ベンチマーク | ||||
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タイトル | バイオハザード5 | ロストプラネット2 | ||
テスト内容 | DirectX10、ベンチマークテストB | DirectX11、テストタイプB | ||
解像度 フレームレート |
1280×720ドット | 133.4fps | 1280×720ドット | 46.9fps |
解像度 フレームレート |
1920×1080ドット | 95.3fps | 1920×1080ドット | 32.4fps |
今回の試用機は、ミドルレンジ上位に位置するGeForce GTX 460搭載グラフィックスカードが装着されており、3D描画性能も高い。そこで、ゲームベンチとして、「バイオハザード5」と「ロストプラネット2」を利用し、ゲームでのパフォーマンスを計測した。バイオハザード5では、1280×720ドットモードで133.4fps、1920×1080ドットモードでも95.3fpsと、高解像度でも、快適に遊べるパフォーマンスであった。バイオハザード5よりも負荷が高く、重いゲームであるロストプラネット2でも、1280×720ドットなら46.9fpsであり、十分プレイできる。
さらに、搭載されているSSDとHDDの性能を「CrystalDiskMark 3.0.1」を利用して計測した。結果は、画面キャプチャーのとおりで、試用機の120GB SSDは、リード/ライトとも非常に高速であった。HDDは、毎分7200回転・容量1TBなので、こちらもHDDとしては高速な部類だが、やはりSSDと比べると性能は見劣りしてしまう。
試用機のように、システムドライブとして高速なSSDを利用し、データドライブとして大容量のHDDを利用することで、快適な環境を得られる。
このように、Endeavor Pro5000は、高い拡張性とメンテナンス性を誇るミドルタワーPCであり、性能にこだわる中上級者やプロユースにも最適だ。今回の試用機構成での価格は、19万2780円だが、最小構成時の価格は10万6680円であり、コストパフォーマンスも優秀である。さまざまな用途に対応できる高性能PCが欲しいという人にお勧めだ。