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RAIDなしにシステムを簡単二重化 HD革命/DISK Mirror Ver.3

2011年05月21日 06時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 一度セットアップしたOSを使い続けていると、不要なファイルが増えたり、動作の不安定なアプリやドライバーを入れて挙動が不安定になることがある。仕事に使うパソコンは、そうした不安定とは無縁にしたいもの。

HD革命/DISK Mirror Ver.3

「HD革命/DISK Mirror Ver.3」のメイン画面

 アーク情報システムは20日、OSをセットアップしたシステムドライブやデータドライブを丸ごとミラーリング(二重化)するHDDユーティリティソフト「HD革命/DISK Mirror Ver.3」(以下DISK Mirror 3)を6月10日に発売すると発表した。価格は9480円(Standard通常版)、1万1480円(Professional通常版)など。

 DISK Mirror 3は、RAID 1などの構築をせずに、現在の環境(やデータファイル)を丸ごと別ドライブに二重化するミラーリングソフト。対象ドライブの変更を検知して自動的にミラーリング先に反映するほか、スケジュールによる定時ミラーリングや、ミラーリングの中断と再開(外付けHDDの取り外し時)も可能。同梱のCD-ROM(Windows PE搭載)から起動しての書き戻しも行なえる。

HD革命/DISK Mirror Ver.3

Ver.3でミラーリング先に内蔵HDDが選択可能に。Professional版はネットワークドライブも選べる

HD革命/DISK Mirror Ver.3

同期の開始と停止の画面。リアルタイムに変更を記録するほか、時刻指定での同期も可能

 従来はミラーリング先としてUSB外付けHDDのみ利用可能だったが、新たに内蔵HDD(IDE/SATA/SATA II/SATA III)やeSATA、IEEE 1394、SCSI、およびネットワークストレージ(Professional版のみ)など、ほとんどのHDD環境に対応した。これは同社が独自開発した、HDDへの書き込みを検知して自動的にミラーリングするフィルタリングドライバをUSB接続以外にも対応可能に改良したためだという。

 なおProfessional版のみの特徴として、上記のネットワークストレージに作成したイメージファイル(.nwi)をマウントし、ファイルやフォルダー単位で取り出すことができる。

HD革命/DISK Mirror Ver.3

同梱CD-ROMのWindows PEから起動した画面。同期先HDDからの書き戻しが可能なほか、Professional版ではファイルやフォルダー単位での書き戻しも可能

 対応OSはWindows 7(32bit&64bit対応)/Vista(32bit)/XP(32bit)。ミラーリング先HDDとして、元のHDDと同等以上の容量が必要となる。

 製品ラインナップには通常版のほか、割安な「ダウンロード版」(Standard 7110円、Professional 8610円)、同社の“革命”シリーズや他社バックアップ/HDDコピー/引っ越しソフトを対象にした「乗り換え版」(同 8058円、9758円)などが用意されている。詳細は同社Webサイトを確認いただきたい。


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