ついに半数がスマホに
ドコモの夏はスマホ9台 acro/GALAXYに富士通、パナも!
2011年05月16日 12時00分更新
NTTドコモは16日に、2011年夏に発売する新モデルを発表した。読者が一番注目しているであろうスマートフォンは9機種。春モデルの3機種と合わせると12機種という計算で、フィーチャーフォンの新製品11機種を上回り、スマートフォン時代の到来を改めて感じさせられる。
発表会や詳しいフォトレポートは、順次記事を掲載予定だが、まずはそのスマートフォンについて、スペックを中心に確認していこう。
スマホ新製品の9台中、Android端末は8台
メーカーも富士通、パナが初のスマホを投入
今回登場したスマートフォンはAndroid端末が8台、BlackBerryが1台。Android端末はOSがすべてAndroid 2.3で、BlackBerryもやはり最新のOS 6搭載機であるなど、OSのバージョンを気にする最近のユーザー動向に合ったラインナップとなっている。
●ソニー・エリクソン「Xperia acro SO-02C」
人気モデル「Xperia arc」の機能はそのままにFeliCa/おサイフ/赤外線も入った国内ユーザー向け“全部入り”のXperia。ドコモ向けには背面が鮮やかな青のグラデーションの「Aqua」カラーも
製品紹介記事はこちら
●サムスン「GALAXY S II SC-02C」
日本のGALAXY S IIはワンセグ入りで発表された。1.2GHzで動作する高速デュアルコアCPUに、サムスン製のスーパー有機ELはさらに進化している。ドコモ夏モデルのハイエンド機はコレだ
製品紹介記事はこちら
●NECカシオ「MEDIAS WP N-06C」
春モデルのMEDIASの7.7mmから、薄さはほぼそのままの7.9mmボディでありながら、夏モデルは防水にも対応。瞬撮カメラなどNEC端末らしい特徴も持つ。amadanaコラボのブラウンカラーも魅力的だ
製品紹介記事はこちら
●シャープ「AQUOS PHONE SH-12C」
5月20日発売と夏モデルの中では一足先に登場する。裸眼3D液晶はさらに進化。解像度も540×960ドットとなった。さらにツインカメラの搭載で、動画も静止画も手軽に3Dで撮影して楽しめる
製品紹介記事はこちら
●シャープ「AQUOS PHONE f SH-13C」
ワイヤレス充電の標準規格に対応する初のモデル。パッドに置くだけで充電できる。スペック面でもSH-12Cと同じ解像度で、しかもシャープ製初の防水対応と十分に魅力的だ
製品紹介記事はこちら
●LG「Optimus bright L-07C」
IPS液晶で最大輝度700カンデラの“NOVAディスプレイ”で、動画がとにかく明るく鮮やかに楽しむことができるグローバル発のAndroid端末。4型液晶搭載ながら、9.5mmの薄さと約109gの軽さにも注目
製品紹介記事はこちら
●富士通東芝「F-12C」
大きな文字やアイコンに、音声呼び出し機能、さらには防水&防塵対応と、これまで日本のケータイを愛用してきた、より多くのユーザー層をターゲットにした富士通ブランド初のAndroid端末
製品紹介記事はこちら
●パナソニック「P-07C」
4.3型の大画面に、片手での使いやすさを追求たUIを採用したパナソニック初のスタンダードスマートフォン。パナのスライド型端末でおなじみのスピードセレクターもタッチ操作で使える
製品紹介記事はこちら
●リサーチ・イン・モーション「BlackBerry Bold 9780」
BlackBerry OSの最新バージョン「BlackBerry OS 6」を搭載した新BlackBerry Bold。新OSではウェブブラウザーの再現性が向上。タブブラウジングにも対応した。カメラの画素数も向上している
製品紹介記事はこちら
Xperia acro SO-02C |
GALAXY S II SC-02C |
MEDIAS WP N-06C |
|
---|---|---|---|
メーカー | ソニー・エリクソン | サムスン | NECカシオ |
ディスプレー | 4.2型液晶 | 4.3型有機EL | 4型液晶 |
画面解像度 | 480×854ドット | 480×800ドット | 480×854ドット |
サイズ (暫定値含む) |
約62×127×11.5mm (最厚部12.3mm) |
約66×126×8.9mm (最厚部10.3mm) |
約62×128×7.9mm (最厚部9.7mm) |
重量(暫定値含む) | 約135g | 約120g | 約113g |
OS | Android 2.3 | Android 2.3 | Android 2.3 |
HSDPA/HSUPA | ○(14Mbps)/○ | ○(14Mbps)/○ | ○(14Mbps)/○ |
カメラ画素数 | 810万画素CMOS | リア:810万画素/イン:200万画素 | 510万画素CMOS |
バッテリ容量 | 1500mAh | 1650mAh | 1230mAh |
テザリング | × | ○ | ○ |
FeliCa | ○ | × | ○ |
ワンセグ | ○ | ○ | ○ |
赤外線 | ○ | × | ○ |
防水 | × | × | ○ |
spモード | ○ | ○ | ○ |
連続待受時間 | 約350時間 | 約690時間 | 約340時間 |
連続通話時間 | 約340分 | 約430分 | 約250分 |
カラバリ | Aqua、White、Black | Noble Black | Champagne Gold、Premium Rose、amadana Brown |
発売時期 | 6~7月 | 6月下旬 | 6~7月 |
AQUOS PHONE SH-12C |
AQUOS PHONE f SH-13C |
Optimus bright L-07C |
|
---|---|---|---|
メーカー | シャープ | シャープ | LG |
ディスプレー | 4.2型液晶(3D対応) | 3.7型液晶 | 4型液晶 |
画面解像度 | 540×960ドット | 540×960ドット | 480×800ドット |
サイズ (暫定値含む) |
約64×127×11.9mm (最厚部13.8mm) |
約60×119×10.9mm (最厚部11.5mm) |
約64×122×9.5mm |
重量(暫定値含む) | 約138g | 約130g | 約112g |
OS | Android 2.3 | Android 2.3 | Android 2.3 |
HSDPA/HSUPA | ○(14Mbps)/○ | ○/○ | ○/○ |
カメラ画素数 | リア:800万画素CMOS×2/イン:32万画素CMOS | 800万画素 | 510万画素 |
バッテリ容量 | 1240mAh | 1180mAh | 1500mAh |
テザリング | ○ | ○ | ○ |
FeliCa | ○ | ○ | × |
ワンセグ | ○ | ○ | × |
赤外線 | ○ | ○ | × |
防水 | × | ○ | × |
spモード | ○ | ○ | ○ |
連続待受時間 | 約430時間 | 約480時間 | 約340時間 |
連続通話時間 | 約280分 | 約280分 | 約300分 |
カラバリ | BLACK、WHITE | Pink、Black、White | Black、White |
発売時期 | 5月20日 | 7~8月 | 6月中旬 |
F-12C | P-07C |
BlackBerry Bold 9780 |
|
---|---|---|---|
メーカー | 富士通東芝 | パナソニック | RIM |
ディスプレー | 3.7型液晶 | 4.3型液晶 | 2.4型液晶 |
画面解像度 | 480×800ドット | 480×854ドット | 480×360ドット |
サイズ (暫定値含む) |
約60×119×9.9mm (最厚部10.6mm) |
約67×128×14mm | 約60×109×14.1mm (最厚部14.8mm) |
重量(暫定値含む) | 約110g | 約140g | 約122g |
OS | Android 2.3 | Android 2.3 | BlackBerry OS 6 |
HSDPA/HSUPA | ○/○ | ○/○ | ○(3.6Mbps)/× |
カメラ画素数 | 810万画素 | 510万画素 | 500万画素 |
バッテリ容量 | 1460mAh | 1400mAh | 1500mAh |
テザリング | ○ | ○ | × |
FeliCa | ○ | × | × |
ワンセグ | × | ○ | × |
赤外線 | ○ | ○ | × |
防水 | ○ | × | × |
spモード | ○ | ○ | △(メールは可) |
連続待受時間 | 約420時間 | 約340時間 | 約520時間 |
連続通話時間 | 約320分 | 約230分 | 約230分 |
カラバリ | Black、Rose gold | Black、White | Black |
発売時期 | 7~8月 | 7~8月 | 6~7月 |
(スペック内の空白部分は確認が取れ次第、順次追加予定です)
はたしてこれは、PCなのかケータイなのか
“LOOXケータイ” 富士通「F-07C」
スマートフォン9台とともに夏モデルの目玉になりそうなのが、この「F-07C」だ。形状的にはスライド式のQWERTYキーボードを持つスマートフォンにしか見えないが、Intel「Atom」を搭載し、なんとWindows 7が動作するPC(?)だ。
ドコモが夏モデル新製品としてリリースするのだから、もちろんケータイとしての機能も持っており、富士通製ケータイとおなじく「Symbian」ベースのケータイモードも用意。ケータイモードでは、iモードやおサイフケータイの機能も使える。画面サイズは4型。サイズは約61×125×19.8mm/約218gと、スマートフォンより若干大きい。こちらについても実機レポをのちほどお届けする予定だ。
製品紹介記事はこちら
この連載の記事
-
第14回
スマホ
ドコモの「夏スマホ」 要注目の3機種にコッテリ触ってきた -
第13回
スマホ
フィーチャーフォン11機種とデータ通信端末3機種を紹介! -
第12回
スマホ
今年のNTTドコモの力点は「災害対策」と「スマホ」 -
第11回
スマホ
Win7搭載の世界最小PCでもあるケータイ 富士通「F-07C」 -
第10回
スマホ
OSバージョンアップで新登場 「BlackBerry Bold 9780」 -
第9回
スマホ
パナ初のAndroidは使いやすさ重視のエントリモデル「P-07C」 -
第8回
スマホ
“らくらく”スマホ? 富士通初のAndroid端末 「F-12C」 -
第7回
スマホ
とにかく明るく見やすい液晶 「Optimus bright L-07C」 -
第6回
スマホ
初のワイヤレス充電スマホ「AQUOS PHONE f SH-13C」 -
第5回
スマホ
AQUOS PHONE初のスマホは液晶もカメラも3D 「SH-12C」 -
第4回
スマホ
防水でもなお7.9mm NECカシオ「MEDIAS WP N-06C」 - この連載の一覧へ