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メールマーケティングの基本とメルマガ運用の原則

2011年08月02日 11時00分更新

文●パワープランニング

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 メールマガジンとは、電子メールを活用して、ユーザーへ興味のある情報や有益な情報を定期的(または不定期)に配信する仕組みのことです。もともとは雑誌のような読み物で構成された電子メールなのでメールマガジンと呼ばれ、さまざまなジャンルにおいて有料・無料のメールマガジンが発行されています。

 企業がWebマーケティングに活用するケースも多く、自社サイトで会員登録を促し、商品情報やキャンペーン情報などを配信するのが代表例です。ここではメールマガジンによる広告配信(メールマーケティング)について説明します。

メールマーケティングの特徴

 メールマーケティングは見込み顧客や既存顧客に対して、電子メールを活用して情報を配信するマーケティング手法です。自社の商品やサービスに興味があるユーザーを囲い込んだり、セール情報や新商品情報を配信することでリピーターを育成したりするために用いられます。

 メールマーケティングのメリットは、ユーザーの属性や趣味・思考・興味など、これまでの購入履歴などから属性分析に基づいた情報を配信できることにあります。メールマガジンに記載したURLのクリック状況からアクション率を計測し、実際の効果を検証できるのも特徴です。

 一方で、配信頻度が多すぎたり、内容がユーザーの意にそぐわなかったりすれば開封率が低くなり、期待した効果が得られないだけでなく、顧客に対してネガティブな印象を与える恐れもあります。

メールマーケティングの実施手順

 メールマーケティングを実施するには、最初にオプトインまたはオプトアウトによってユーザー(読者)を集める必要があります。オプトインはWebサイトなどであらかじめ承諾を得たユーザーに、オプトアウトは既存の顧客リストなどに対して事前承諾なしに配信する方法です。いずれの場合も、迷惑メールと思われないように利用者視点に立ち、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」などに準拠して運用しましょう。

 利用者の視点に立ち、かつ効果の高いメールマーケティングを実施するには、新商品情報やセール情報などのユーザーが有益と感じる情報を提供するとともに、利用者を飽きさせない工夫が重要です。ときには自社の宣伝だけでなく、読者がクチコミをしたくなるような情報、時事ネタなどをうまく盛り込みましょう。もちろん、新商品やキャンペーンの告知であれば、ユーザーがクリックしたくなるような魅力的な文章を書く技術も欠かせません。

著者:パワープランニング株式会社

「人と企業が共に成長し、新しい感動を創る」を経営理念として、2003年7月に会社設立。成長し続けるインターネット市場において、複数のWebサイトを企画・運営。腕時計の圧倒的な品揃えと販売実績を持つ通販サイト「腕時計本舗」、マンションでペット生活を応援するペット用品通販サイト「モコペット」、生命保険に入りたい・見直したいをプロの視点でお手伝いする「みんなの生命保険アドバイザー」などを展開。複数のWebサイトを企画・運営しているが、立ち上げ後の「育成」とに重点を置いた『サイト牧場』という戦略を元に、さまざまな分野で「日本一のサイト」へ挑戦する。

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