雨天にも関わらず、終日人混みが絶えなかった「第一回 スマートフォン&モバイル EXPO」
東京ビッグサイトでスマートフォン関連製品の展示会である「第一回 スマートフォン&モバイル EXPO」が開幕した。会期は5月13日までで、入場料は5000円(ただし、公式サイトで事前に申し込みを行なえば無料)。
この展示会は、リード エグジビション ジャパンが主催する「Japan IT Week」の一環として開催されており、このほかに10の展示会が同時開催となっている。
Japan IT Weekは東京ビッグサイト全体を使用した大きな展示会であるが、スマートフォン&モバイル EXPOの会場は東1ホールの半分ほどとなっている。
会場ではベリサイン(左)やソリトン(右)といった、企業向けのスマートフォンサービスが目立った
NTTドコモのブースもあったが、内容は企業向けサービスの紹介が中心。右の写真は遠隔ロックサービスのデモ
セキュリティソフトはカスペルスキーのみ東1ホールにあり、シマンテックやマカフィー、トレンドマイクロは「情報セキュリティEXPO」(東3ホール)にブースを構えていた
Japan IT Week自体がビジネス向けのイベントということで、スマートフォン&モバイル EXPOも企業向けセキュリティーや決済サービスなどの展示が目立ったが、中にはコンシューマー向け製品/サービスの参考展示も見られた。
楽しそうなナビゲーションアプリがいっぱい
ナビタイムジャパンは、新しい乗り換え案内アプリを無償で提供する予定。路線図から出発地と目的地を選択するだけで検索できる
同じくナビタイムジャパンがリリース予定の自転車専用ナビアプリ。坂道の多い/少ない経路を選択できたり、移動範囲内の飲食店の検索などが行なえる。また、移動中は時速が表示される。こちらは有償で提供予定
ナビタイムジャパンでは、車載用クレードルも製品化する予定だ
ミックウェアは絵柄がかわいい女性向けのナビゲーションアプリ「GirNet」(左)を大々的にアピール。コーヒーショップのようなブース外観に、多くの女性が引き付けられていた
ゼンリンデータコムのブースには電気自動車が展示してあり、iPadを組み合わせたサービスのデモを体験できる
スマホ用アプリからスマホには関係ないものまで
バラエティーに豊んだ展示内容
ピットメディア・マーケティングスは、複数の写真を組み合わせて1つの絵柄にする「フォトモザイク」を簡単に作成できるアプリを参考展示していた
シネックスインフォテックは、ASUSの「Eee Pad Transformer EP101」と「Eee Slate EP121」を参考展示。前者はAndroid 3.0のタブレットで、後者はWindows搭載のタブレットPCだ
シネックスインフォテックは、Windows 7搭載のタブレットPC「HP SLATE 500」も参考展示していた
イーフロンティアのブースは「Slingbox PRO-HD」一色。テレビなどの映像をネット経由でPCなどに配信するハードウェアだが、映像はスマートフォンでも視聴できる
Slingbox PRO-HDの横には、なぜか「Google TV」が参考展示されていた
東海電子は、アルコール測定の結果を携帯電話経由で離れた場所に送信できる「ALC Mobile」のスマホ対応版を参考展示
そのほかスマホ用ケースやデコレーションサービスなどの展示もあった
ビジネスソリューションからスマホ用ケースまで、かなりバラエティーに豊んだ展示内容で、スマホに興味がある方は楽しめると思う。
一方で、例えばセキュリティーソフトメーカーの多くが「情報セキュリティEXPO」にブースを構えるなど、スマホ関連の展示はスマートフォン&モバイル EXPO会場にまとまっているわけではなく、Japan IT Weekの会場全体に散らばっている。スマホ関連の情報収集をより多くしたいなら、丸1日歩きまわる覚悟が必要かもしれない。