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標準電圧版Core i7+SSDの実力は衝撃的!

圧巻!約10秒の高速起動、Let'snote J10のプレミアムな性能

2011年05月17日 10時00分更新

文● 広田稔、写真●篠原孝志(パシャ)

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小さなボディーでもCore i7&SSD搭載!

 モバイルPCといえば、処理性能は低めというイメージを持っている人も多いはず。

 確かに持ち運びに向いた12インチ以下のミニノートでは、性能より消費電力を優先させた超低電圧版/低電圧版のCPUがよく採用されている。バッテリー駆動時間を伸ばすことに加えて、高性能なCPUは熱くなりがちで、モバイルノートの小さいボディーではうまく廃熱するのが難しいのだ。また、低価格帯のミニノートでは、価格を抑えるためにそもそも高価な高性能CPUは採用しにくい。

 そんな「モバイル=非力」というイメージを破ったのが、レッツノートJ10 プレミアムエディションだ。店頭で手に入る通常モデルとは異なり、マシンの仕様や保証を充実させている。

プレミアムエディションと店頭モデルの違い

製品名 プレミアムエディション 店頭モデル
CF-J10DELDP CF-J10SEEDP CF-J10SYBHR CF-J10RYAHR
OS Windows 7 Professional 64bit版(32bitも選択可能) Windows 7 Home Premium 32bit版(64bitも選択可能)
CPU Core i7-2620M
(2.7GHz)
Core i5-2410M
(2.3GHz)
Core i5-2410M
(2.3GHz)
Core i3-2310M
(2.1GHz)
メモリー 8GB(最大16GB) 4GB(最大8GB) 2GB(最大6GB)
ストレージ 256GB SSD 128GB SSD 250GB HDD
(5400回転)
バッテリー駆動時間 約8時間 約13時間 約8時間
無線 IEEE 802.11a/b/g/n、WiMAX、Bluetooth IEEE 802.11a/b/g/n、WiMAX

 まず注目したいのは、マイレッツ倶楽部 プレミアムエディション(CF-J10DELDP)はCPUに標準電圧版の第2世代Core i7を搭載しているということ。15インチ前後の持ち運びにあまり向かないノートPCでもCore i5を搭載することが多い中、モバイルノートでより高性能なCore i7を選べるのはかなり貴重だ。パナソニックによれば、ベンチマークソフト「PCMark 05」で測定したところ、プレミアムエディションは、店頭モデルより14%高いスコアを出したという。

 例えば、動画を見ながら資料を作るような平行作業も難なくこなしてくれる。YouTubeでフルHDの動画を再生し続けてみたが、CPUの使用率は10%前後だった。廃熱処理がしっかりしていることもあって、30分ほど見続けていてもパームレスト部分が熱くならない。もちろんファンノイズも「サー」とという感じで、気にならないレベルだった。

パナソニックによれば、PCMark 05のスコアは店頭モデルに比べて14%高かったとのこと。昨年登場した第一世代機(店頭モデル)と比較すると37%も向上している

Windows エクスペリエンス インデックスは最低でも5.6と、ひと昔前のデスクトップにも匹敵する値。CPUは標準電圧版ということもあり7.1とハイスコア。とてもモバイルノートとは思えない

YouTubeにアップロードしたフルHDの動画を、360p〜1080pと解像度を変えながら再生してみた。「タスクマネージャー」でCPUの使用率を確認したところ、いずれも10%台でとどまっていた

 ストレージとしてSSDを内蔵できるのも体感速度のアップに貢献している。SSDはHDDより特にサイズの小さいファイルの読み出しが高速で、ソフトの起動時間などが大きく違う。

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