バッテリーが尽きない!
底なしの安心感
まずは筆者の普段の利用形態で、どれくらいバッテリーが持つものかをチェックしてみた。具体的には、HyperJuice(MBP-222)と15インチMacBook Pro(Early 2011、2.2GHz)を一緒に持ち出して、出先で使い続けるというテストだ。
マシンの設定は、無線LANとBluetooth、「グラフィックスの自動切り替え」をすべてオンにしてある。また、液晶ディスプレーの輝度は、およそ66%に落とした(MacBook Proは液晶が明る過ぎるのでいつも下げている)。
結論から言えば、まったくバッテリー切れの心配をせずに1日中利用できた。
HyperJuice(MBP-222)は、15インチMacBook Pro(Early 2011)につないだ場合、仕様上は27.1時間使えることになっている。「あくまでそれは仕様の話で、実際はもっと短いだろう」などと思って使い始めたが、これがまた一向にHyperJuice(MBP-222)のバッテリー残量が尽きない。
まず、朝8時からファーストフード店で1時間ほど原稿を執筆。その後、別の喫茶店に移動して2時間ほど原稿を書いたあとで、約3時間の会議に参加。MacBook Pro内蔵バッテリーだけなら、すでにこの辺でメニューバー上にあるバッテリー残量を示すアイコンが赤くなっているはずだが、そんな気配すら見せない。
夕方から別の場所に移動し、打ち合わせと夕食を済ませてまた2時間ほど原稿に取りかかったが、それでもHyperJuice(MBP-222)からの給電は終わらない。
結局、日付が変わって寝る間際まで尽きなかったので放置して寝たら、朝7時に起きたときにもまだ動いていたという結果に終わった。ウェブブラウズとメールチェック、原稿執筆というあまりバッテリーを消費しない利用目的だったとはいえ、このロングライフは鬼だ!
一方で、HyperJuice(MBP-222)の2.13kgという重さも半端ない。15インチMacBook Pro(Early 2011)の重量は2.54kgなので、ケーブルなどと一緒に持ち歩くと、それだけで5kg弱の荷物になる。ちょうど、筆者の取材セット(15インチMacBook Pro/一眼レフ/レンズ2本)と同じぐらいの重量だ。
今回、1日中リュックサックに入れて持ち歩いたが、正直、持病の腰痛が悪化した。車やキャリア付きスーツケースに入れて移動するならまだしも、手持ちカバンではMBP-100のような軽いモデルをオススメしたい。
(次ページに続く)