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米About.com、Googleパンダアップデートの影響受ける - ページビュー減少

2011年04月30日 17時16分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Googleが低品質なウェブサイトを排除するために実施したアルゴリズムの変更(Googleパンダアップデート)により、米About.comのページビュー(PV)が低下していることが明らかとなった。About.comの親会社・米New York Times CEO・Janet Robinson氏が2011年第1四半期決算説明会で明らかにした。

Google Panda Updateは、キーワードと関連性のある単語・文章は含んでいるが、大して役に立たないサイト、いわゆるコンテンツファームに代表される低品質なサイトの検索順位を下げることと同時に、優れたコンテンツを提供するサイトを適正に評価するために実施された検索アルゴリズム・アップデート。開発に関わった人物の名前から、パンダ・アップデートと呼ばれている。2011年2月下旬にgoogle.comの英語検索に適用され、4月には米国外の英語言語にも適用を拡大した。さらにユーザが低品質とフィードバックしたデータをシグナルとしてランキングに反映したことも明らかにしている。

About.comについては、米Searchmetrics.comが公開した、パンダ・アップデートによる「負け組」100サイトにもリストアップされている。同サイトは、SEO(検索エンジン最適化)を上手に駆使してトラフィックを獲得しているサイトとして知られているが、ページのフォーマットや、コンテンツとそれ以外(広告やナビゲーション含む)のレイアウトや割合、PV増を狙った意図的なページ詳細分割などが、パンダ・アップデートのフィルターに抵触した可能性がある。

Design changes in cost-per-click advertisements served by Google had a negative effect on click through rates in the quarter, and we expect that to be the case through the second quarter as well. About also experienced a moderately negative impact on page views from the algorithm changes Google implemented in the quarter. [The New York Times' CEO Discusses Q1 2011 Results - Earnings Call Transcript]

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About.comを使ったことがない人は一度訪問していただくと、何となく理由がわかると思います。

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