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Apple Geeks ― 第36回

iPhone/iPadの「位置情報記録」への対策方法は?

2011年04月26日 18時00分更新

文● 海上忍

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 本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。

 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。

iPhoneに位置情報が累積管理されている、だと?

 iPhoneに過去の位置情報が記録されている……実は、O'REILLY radarのこの記事を読むまで、筆者自身もまったく把握していなかった。いくらiPhoneが(携帯電話/スマートフォンという)パーソナルな機器とはいえ、扱い方によっては大々的に重大な個人情報流出騒動にもなりかねない位置データを、ユーザーの了解なしにストックするというのはいかがなものか。この点は、今後議論となるに違いない。

 既報のとおり、位置情報がストックされるようになったのはiOS 4から、すなわち2010年6月のリリース以降。なんらかの方法により随時取得される位置データは、iOS 4のファイルシステム上に「consolidated.db」として蓄積されている。

 この「consolidated.db」、書き込み/閲覧のアクセス制限もなければ、暗号化処理もされていないという。しかも、母艦にバックアップを作成する際はMac OS X/Windowsへ自動転送される。

まさか、バックアップを作成するたびに位置情報データベースがパソコン側に転送されていたとは……

 このデータが外部へ流出した確証はないようだが、Appleがなぜ個人の位置情報を、しかも長期にわたり累積したものを保管していたのか、その意図は知る由もない。F-Secureなどのセキュリティ企業は、ある程度の見通しを持っているようだが(参考リンク、日本語訳はこちら)、本当の事情をAppleが明かさないかぎり分からない。

 米大手メディアでも報道されたほか、米Apple CEOのスティーブ・ジョブズ氏がユーザーからの質問メールに返答したらしいとのが流れたりと情報が錯綜している。差し当ってわれわれ一般ユーザーができるのは、何が行なわれてきたかを把握することだけだ。

(次ページへ続く)

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