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シャッタースピードも絞りもダイヤルで操作!

マニュアル操作が楽しめるコンデジ「COOLPIX P300」

2011年04月26日 12時00分更新

文● 小林 伸

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ISO 3200でも比較的きれいな画質

 撮影感度はISO 160~3200相当まで設定できる。最高感度のISO 3200では、光量が不足気味の部分にノイズらしきものが見られるが、100%拡大して使用するのでなければ、あまり気にするほどではないと思われる。このあたりは映像処理エンジン「EXPEED C2」の恩恵かもしれない。

感度別撮影サンプル(日中)

ISO 160

ISO 160

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

感度別撮影サンプル(夜景)

ISO 160

ISO 160

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

シーンモード「逆光」設定時
HDR機能ONの状態での比較

オフ

オフ

レベル1

レベル1

レベル2

レベル2

レベル3

レベル3

 裏面照射型CMOSの高速連写性能と、この映像処理エンジンを組み合わせた機能として「HDR(ハイダイナミックレンジ)」撮影機能がある。シーンモードで「逆光モード」を選択すると、メニューから「HDR」の機能を使用できるようになる。調整は3段階で行なえる。

 実際には逆光でなくても、このシーンモードを選択すればHDR機能を使えるので、いろいろな条件でも試してみると面白いだろう。

マニュアル操作を手軽に楽しみたいユーザーに

 実像式光学ズームファインダーを備えたフラッグシップモデル「P7000」や、光学36倍ズームレンズを搭載した「P500」などと違い、見た目にはS9100と変わらない。背面液晶モニターでフレーミングして撮影する、非常にオーソドックスなスタイルのデジカメだ。

 しかしながら、オート撮影機能が充実した最近のコンパクトデジカメに対して、マニュアル操作ができるのがP300の特徴である。デジカメから写真撮影を始めたユーザーには面倒くさい調整機能も、フィルム時代からのユーザーにはたいした手間ではなかったりする。

 そういう意味では、昔のフィルムカメラを扱うのと同じ感覚で、コンパクトデジカメでも写真が撮れる。それを望むユーザー向けのカメラと言えるだろう。


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