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シャッタースピードも絞りもダイヤルで操作!

マニュアル操作が楽しめるコンデジ「COOLPIX P300」

2011年04月26日 12時00分更新

文● 小林 伸

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広角端で明るいレンズ

光学4.2倍ズームの「NIKKORレンズ」を搭載

光学4.2倍ズームの「NIKKORレンズ」を搭載

 撮像素子は、いまやコンパクトデジカメでは標準的な存在になってきた1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを採用。解像度は有効1220万画素となっている。

 搭載しているレンズは24~100mm相当(35mmフィルム換算)で光学4.2倍のズームが可能。今どき広角側が24mm相当と言っても、それほど珍しくはないのだが、レンズの明るさはF1.8~4.9となっている。広角端での開放絞りF1.8という明るさが、P300のアドバンテージなのだと思う。

広角端F1.8で撮影したもの。撮像素子自体の大きさはたいしたことはないので、単純に開放絞りだからといってボケの効果は期待できない。あくまでも暗い場所でも絞りを開けて撮影できる程度と認識したほうがいいだろう

広角端F1.8で撮影したもの。撮像素子自体の大きさはたいしたことはないので、単純に開放絞りだからといってボケの効果は期待できない。あくまでも暗い場所でも絞りを開けて撮影できる程度と認識したほうがいいだろう

広角端が24mm相当なので、かなり長いものなども画面いっぱいに入れられる。写真は相模原JAXAに展示してあるM-Vロケットの実物。何とかフレームに収めることができた

広角端が24mm相当なので、かなり長いものなども画面いっぱいに入れられる。写真は相模原JAXAに展示してあるM-Vロケットの実物。何とかフレームに収めることができた

 ズーム倍率は犠牲になったのだろうが、明るい開放値を持つレンズ(広角端でだけとは言え)がP300のようにコンパクトなボディに搭載されていることには意味があるかもしれない。

 マクロAFは3cm~となっており、マクロAF機能を「ON」にしたままでも無限遠までピント調節は可能になっている。ただし、その場合はレンズの可動範囲が大きくなるため、AFの合焦にいたる時間は長めになってしまう。

シーンモードのスペシャルエフェクト

「ソフト」

「ソフト」

「ノスタルジックセピア」

「ノスタルジックセピア」

「硬調モノクローム」

「硬調モノクローム」

「ハイキー」

「ハイキー」

「ローキー」

「ローキー」

 同社のSシリーズとの決定的な違いが現われてくるのは撮影モードだろう。Sシリーズは基本「オート」での撮影がメインで、細かい撮影シーンの違いはたくさん用意されている「シーンモード」で対応する。

 これに対して、P300ではシーンモードこそいくつか用意されているにしても、マニュアル露出や絞り/シャッタースピード優先AE、プログラムAEなどの露出制御と、「色合い」「鮮やかさ」などのカラー調整で自分好みの写真に仕上げていくのが主な使い方となる。

「鮮やかさ」の調整レベルによる違い

「0」

「0」(デフォルト)

「+5」

「+5」

「-5」

「-5」

「色合い」の違い

デフォルト

デフォルト

青み最大

青み最大

赤み最大

赤み最大

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